初心者が陥る3つの罠

どうもgive-keyです。

今回は初心者に陥りがちな罠3選を紹介します。

FXに対する勘違いや、そもそもの稼ぐ方法の認識として日常的に比べるとかなり相違があります。

 

この辺りを先ずはしっかりと認識してもらって、自分の中に落とし込んで欲しい位に重要な内容となっていますので、是非ともご覧ください。

 

確実を得ることは絶対にない

 

確実を得るというのは、このエントリータイミングが確実に利益方向にのびてくれるとか、確実に勝てる手法を追い求めることであり、基本的に全てのトレーダーは、未来を予見できません。

そもそも私達人間は、未来に対して純度の高い未来予測する才能がないのです。

つまり、FXにおいて、確実を求めることは快適や安心を得る行為ではなく、むしろフラストレーションや失望を与える行為なんです。

事実として、FXで確実を求めるトレーダーはあまりにも多く、失望やフラストレーションから沢山の情報商材を手に入れたり、自動売買ツールに手を出したりしているんですね。

こうしたトレーダーは、トレードしているのでは無く、予想屋になろうとしていることに気づいていない上に、自分の都合のいい情報に固執しています。

私達が出来ることはただ一つ。

 

正しい結果が生じる確率を評価して、優位性のある行動を取る

 

言い換えれば、チャートを分析して確率が高い方に行動を起こすということです。

例えば、

 

「すぐに貰える10万円と、1年後に貰える15万円のどちらかを選ぶことが出来る」

 

というお話を頂いたとします。

もし、あなたならどちらを選ぶでしょうか。

結論から言うと、大半の人は10万円を選ぶ傾向にあります。

優位性があるのは1年待てば、5万円の利益が追加発生する方ですよね。

しかし私たちは来年本当に15万円貰えるか不確定要素よりも、確実に10万円貰える確実性を優先してしまうからです。

 

これを、「確実志向バイアス」と言います。

バイアスというのは、人間が必ず陥る脳のバグと言われているものです。

脳のバグだからどうしようもないと考えがちですが、そのバイアスを取り除く方法があるのでご紹介します。

 

簡単な方法で言うと、「教育」です。

バイアスに関して勉強することによってバイアスに陥らなくなるという研究があります。

つまり、人間を陥れるバイアスについて勉強することが正しい判断に修正することが可能になるんですね。

他にもバイアスから抜けるテクニックだったり、バイアスに関しての知識をまとめているので、よかったら見てみてくださいね。

投資家が陥りやすい14のバイアス

投資判断に有効な12のデバイアスガイド

投資判断を狂わせるバイアスの回避

 

FXは投資ビジネスではない

よく巷で「FXはビジネス」だとか、「国が公認とした投資だ」と言われていますが、私はそう思いません。

FXは「投機ゲーム」だと認識しています。

ただし、勘違いして欲しくないのが「ギャンブル」ではないということです。

投機ゲームと言ってるくせにギャンブルじゃないとか、何言ってんだこいつと思われたでしょうが、これから説明しますね。

 

ギャンブルでは無くゲーム

トレーディングは人間が最も興奮させる危うさを秘めています。

毎日、いつでもどこでもチャートが動くたびに、トレーダーの懐は激しく増減しているからです。

チャートがどちらかの方向に伸びた時、誰かが儲かります。

一方で、誰かが損をするシステムなんですね。

 

よく「FXはゼロサムゲーム」だと聞きますが、ゼロサムゲームとは、トレーダーの収益と損益を集計すると、0になると言うものです。

私としてはFX業者のスプレッド(取引に必要な手数料)が毎回差し引かれているため、完全なゼロサムゲームとは言えないと思いますが。

いずれにせよ、このように私達はこのゲームに参加し、自分のお金をかけた瞬間に「勝者」か、「敗者」のどちらかになります。

つまり、一瞬のうちに資金を溶かし、マーケットから退場させられる可能性がありますし、反対に一攫千金を得ることも可能性として存在しています。

 

この妙な刺激が、人間はこの職業に憧れを持ってしまうんです。

言わずとも分かると思いますが、この高揚感に身を任せたトレードをすることを「ギャンブル」といい、「ゲーム」とは言えません。

では、一体「ゲーム」と言うのは何なのか説明します。

 

みなさん、タクティクスゲームをご存じでしょうか?

将棋やオセロをイメージしてもらうと分かりやすいかも知れません。

自分の戦力を駒のように配置して、いかに効率的かつ効果的に相手の戦力を潰すか、戦略を使って攻略するゲームなんですね。

実はこの考え方、FXにも通用するんです。

 

何度でも話したと思うんですが、チャートの奥にいるのは「人間」です。

相手の思惑や思考、感情がチャートに現れるとお話しました。

 

戦略の定義とは、特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・応用科学と言われています。

分かりやすく言うと、FXで勝つために、過去から今までのチャート分析と、相手の行動のトリガーとなる要素を逆に利用する思考を持ち合わして自分の資金を増やしていくことが、FXにおいての戦略となる訳です。

そこには、知的かつ十分に検証されたアプローチをとった紛れもない、「賢いトレーダー」となれる訳です。

また、仕事においても真面目に取り組むより、「ゲーム感覚」で取り組んだ方が能率が上がるという研究があります。

これを「ゲーミフィケーション」と言います。

 

この考え方はいたってシンプルで、例えば勉強や仕事はすぐに疲弊するのに、ゲームは何時間でも続けられますよね。

ゲームは戦略性と報酬がうまい具合にバランスをとっているので、人間の脳は飽きずに続けられるんです。

ゲーミフィケーションとはこの仕組みを使って、他のことでもゲーム化してモチベーションや能率を上げましょうという理論です。

もっと詳しく知りたいという方は別で解説していますので、よかったら学んで行ってくださいね。

 

投資では無く投機

ここで投資と投機の定義を確認します。

 

  • 投資の定義利子や配当を得る目的で社債や株式などを購入したり、土地などの不動産を購入して利益を得ること
  • 投機の定義相場の変動を利用して、その値ざやが生み出す利益を得ることを主たる目的として行なわれる売買取引のこと

 

言い換えるなら、投資は長期的な目線で利益を生むリスクの少ない資産形成方法である一方で、投機は市価の短期間の変動の差益だけをねらって行う売買取引と言えます。

FXは「外国為替証拠金取引」と言って、各国の通貨の為替レートの差額を利益とする売買取引な訳です。

例えば、日本とアメリカドルの為替レートで考えると、

日本円→アメリカドルに変換する時にお互いの通貨の価値というのが存在します。

アメリカドル 1ドルに変換するのに日本円は130円必要だったり、ある時は125円だったりするんですね。

この日本円の価値というのは,この場合だと、ドルと円の需要バランスによります。

具体的に言うと、円を買いたい人が一定数いることで、需要が生まれ円の価値が上がっていく。

 

つまり、「円高」になります。

円を買いたいというのは、円を買うことでメリットが受けられるという日本に対する経済的信用が高い状況です。

一方で、円が買われない、売られていくとどうなるか、

日本は海外から信用が低かったり、注目度が低いということになります。

ドルが世界からの注目度が日本に比べて高くなれば、今度はドルが買われるので円とドルの関係は更に「円安」となるわけです

 

この為替相場は常に変動していて、FXその変動を差益としているんですね。

さらにFXが投機性質を助長させているのが「レバレッジ」とよるものです。

和訳で「てこ」を意味し、FXでは取引するのに「証拠金」が必要となるわけですが、

その「証拠金」に対して、てこの原理を使い、少ない証拠金でも莫大なリターンを期待できます。

その反面、損失も莫大になります。

このシステムが投機性を高める一方で、「ギャンブル性」を高めてしまっている要因になります。

詳しくはLINE公式アカウントの学習プランにて解説していますのでよかったら確認してみて下さい。

 

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利益は、その取引における正解を証明するものではない

FXで取引を行い、利益を抜いたとしても、それはその取引が健全であることや、私たちの判断や手法が正しいと証明するものではありません。

これを理解できないトレーダーは常にある手法から、別の手法へ乗り換え、結果的に専門的な知識を習得できないでいます。

ここで伝えておきたいことは、

 

どんな完璧な理論で組み立てられた手法や、健全で現実的なものであっても、すべての取引で勝てない

 

つまり、「負けるときは負ける」ことを常々、意識しましょう。

私たちがこれから自分の資金でトレーディングをする中で、毎回取引する前に、「生涯にわたる」取引の一部に過ぎず、そこで買っても負けてもその取引自体は取るに足らないものであると認識すれば、取引毎のプレッシャーはかなり軽減出来るはずです。

FXでの自分のレベルがどこにあるのか知るためには、1回、1回のトレードに判断するものではなく、最低10~20回のトレードにおいて成績表をつけることをオススメします。

その時にトータルで収支がプラスであれば、その戦略は有効であると判断し、むしろマイナスとなった場合は無効と早急に判断するのではなく無効と判断するには根拠が足りなく、戦略に落ち度がないか分析して足りない所を肉付けするような私たちの技術の向上に目線を向けるべきです。

 

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