どうもgive-keyです。 今回は最終編、「超越性の美徳」について解説していきたいと思います。 「超越性」と聞いて、なんか急に抽象的になったねと思う方いると思うんですが、正解です。 この「超越性の美徳」は6つある美徳の中でも何よりも抽象的な美徳なんですね。 対人に特化した「人間性の美徳」と「正義の美徳」と比較してみると、理解がしやすいかと思うんですが、 「人間性」や「正義」の場合、自分から人に対して注意を向けていますよね。 親切心も自分から相手に対して働きかけていますし、チームワークから考えても自分からチームメンバーに対して働きかけているかと思います。 「人間性」と「正義」は対象が個人か、複数かの違いでしかないので、人に対して注意を向けているのが分かると思います。 一方で、「超越性」というのは、自分から人ではなく、自分という存在を超越して、自然だったり未来だったり、非物質的な世界から人に対して意識を向けています。 「超越性」に関連する強みを発揮するという事は、自分という存在から超越したもっと広い概念や、価値観、真理といった大きな考え方を捉える事で、その認識を人のために活用していけるということなんですね。 少し難しい美徳になるかと思いますが、この「超越性の美徳」は「知恵の美徳」と対照的な美徳とされています。 上記のどうしても知りえない知識がこの世界にはあることを認識できるのが「超越性」であり、その認識を人のために活用していこうと考えていけるのが「超越性の美徳」となります。 前置きが長くなりましたが、さっそく解説していきます。 参考文献 強みの育て方.ライアン・ミーニック VIA強みテスト Character Strengths and Virtues:A Handbook and Classification. Christopher Peterson. Martin E. P. Seligman この続きを読むにはスタンダード会員の登録が必要です 超越性の美徳: 審美眼 この審美眼は、普段見えているもの、何気なく触れている物だったり自分の五感になにかしらアクセスしている時に、その認識に特別なものを見出し、楽しみや感動を感じ取れる強みとなります。 要するに感受性が高い人が審美眼の強みを持っていることになります。 例えば、夕暮れ時や、湖の揺らいでいる水面に太陽の光が煌びやかに輝いている風景を見た時に、自然の壮大さだったりとか、畏敬の念を覚えるほどの美しさを感じ取れたりしますし、美術館で作品を鑑賞している時に、その作品の意味に思考を巡らせたり、その風景画の背景について思いにふけてみたりなどと、作品を見るという経験から様々な体験を受け取れるのがこの強みです。 そういった感受性の高さゆえに、感情的な問題などの困難に立ち向かえるようになります。 儚さすらも感じ取れているので、何かを失ったり、苦しみを味わった人はそこに美を評価する傾向にあるからです。 更には、日常生活から畏敬の念や、感銘、高揚感を味わう機会が人より多いので幸福感が高いと言った特徴もあります。 それに影響して、自分もその一部として繋がりたいという思いから人間として磨き上げたいという思いが高まる他、健康に対してもこだわりをもつことがあります。 自問自答ワーク 誰と、どこで、何をしていると審美眼が一番発揮されるか 審美眼が、どのように仕事や人間関係、自分の時間の使い方、コミュニティへの関わり方に影響を与えているか どのようにして、審美眼を育んできたのか 審美眼の中で、物事に対しての卓越性を評価する部分と美を評価する部分の比率はどのような配分か 4つの状況から考える 人間関係 親密な人の中から一人選んで、審美眼を共有してみる、一緒に音楽を聴いたり、アートに触れたり、映画を見たりして、ポジティブな感情を共有してみる 職場 仕事のモチベーションが、美しく仕上げることに重きを置いている場合は、審美眼があなたの仕事に役に立っているという証拠なので、自分のアイデアや美しい解決策に注目して隠美顔の強みを発揮してみる コミュニティ 毎日、自分の地域の美しさを少なくとも1つ見つけて、観察する時間を設けてみる 自分自身 立ち止まって、自分の内面にある美しさを評価してみる、自分の性格の強みを理解し、それをどうやって人のために使ったか思い出してみる デメリット 日課やストレスに追い回されていると、今この瞬間に起きている事を見失いがちになります。 私たちが感じる感動というのは常に一瞬ですから、目の前の事に忙殺されている場合はその感動や、何気ない環境の中の美しいものを見逃してしまいがちです。 また審美眼を出し過ぎた場合は、完璧主義に陥ったり、人を見下すような態度をとってしまったりします。 例えば、美意識の低い人に寛容になれずに批判的な態度をとってしまったり、人が自然の美などを蔑ろにしている態度を見ると、極端に批判的になったりします。 要は感受性が人よりも高いため、だれよりも多くの事を見えるんですよね。 なので、人に対して多くの要求をしてしまったり、何も考えていないように見えてしまって、ネガティブな感情を持つことがあるので、注意が必要です。 超越性の美徳: 感謝 感謝の強みとは、生活の中で深い感謝を表現していくことです。 この強みを持っている人は。様々な方向に深い感謝の心を抱くことが出来ます。 それこそ、人や物に対する暖かい感謝の気持ち。 自分に対しての行いや与えてくれる善良な心から生まれる親切心や愛情に、心から感謝をすることが出来るので、人生に意味を感じる事が出来ます。 またポジティブな感情が常に満たされているので、循環器系や免疫系の機能が高まり、心身の健康に良い影響を与えてくれるのがこの感謝の強みになります。 当然ながら感謝をすることで上記のメリットを授かることが出来るので、幸福度と満足感が高まります。 更には、運動の質だったり睡眠の質すらも向上したり、この感謝は様々なメリットが多いのが特徴です。 人や物に感謝するだけで人生がめちゃくちゃ豊かになるならやらない理由はないですよね。 感謝をするのが恥ずかしいとか、素直になれないとかあるかと思うんですが、相手も幸せな気持ちにさせるし、自分の人生の質も向上するメリットがあることを知っていれば、少しづつ感謝の気持ちを表現することが出来ると思いますのでオススメします。 感謝の気持ちが高まれば、自分の仕事にも感謝の心が芽生えるので純粋に楽しむことが出来る上に天職だと思える可能性が高まるので、目標達成率が上がります。 この場合、学生であれば成績が上がる傾向があります。 自問自答ワーク どんな状況になると、感謝の気持ちが強くなるか、一番感謝が表現できるのはどんな状況なのか 感謝の気持ちを一番伝える最大の喜びは何か 周りの人に感謝を伝えられていない人はいるか、またその理由 感謝を伝える上で、心配事や感謝したくなくなることはあるのか、またその理由 建前ではなく、本音で感謝している割合はどのくらいか 4つの状況で考える 人間関係 親しい人のちょっとした行動や特徴について、自分が感謝している物を指摘してみる、自分以外の人があまり注目していないものに注目して、それを本人に伝えてみる 職場 仕事で得られたチャンスに感謝する気持ちを人に伝える、または同僚の人柄や仕事に感謝してみる、例えば、自分の感謝の気持ちを書いたメールや、小さな付箋紙をサプライズで送ってみる コミュニケーション バスの運転手、店員、ウェイターのような長年地域に貢献してくれている人達に感謝の気持ちを伝える 自分自身 特に注目してこなかった自分の些細な一面に目を向けて、それに感謝してみる デメリット 例えば、人生で良いことが起こったとしても、その出来事に無頓着になっていたり、注意を向けられなくなっていると、感謝の気持ちを発揮することが出来ません。 自分のことで精一杯にさせる出来事を抱えていたり、感謝する人が身近にいることで当たり前になっていたり、感謝すべきことがあるにも関わらず、それを見逃してしまいます。 また、感謝する気持ちはあってもそれを言葉に出来ない性格だったり、コミュニケーションスキルが無くて、感謝の気持ちを表現できずにその強みを発揮できなくなります。 今度は感謝を表現しすぎてもデメリットが存在します。 相手からわざとらしい、しつこい、鬱陶しいと思われてしまいます。 よくあるのが、相手が感謝を求めていないのにも関わらず、その行為について過剰に反応したりすれば、返って不信感を抱かれかねませんし、誠実さを疑われてしまします。 また感謝のし過ぎは成長の妨げにもなります。 感謝をするという事は、相手のいい所や、長所に目を向けているという事なので、むしろ短所を俯瞰的に見れなくなるんですね。 また、現状にも満足する傾向にあるため、成長しずらくなると言われています。 こういった場合は、相手への感謝を自分の態度や成果によって表現するといった考え方を持つことをオススメします。 超越性の美徳: 希望 希望の強みは、どれだけ未来に楽観的になれるかというものです。 将来起こる良い事に焦点を当てていて、その希望ある未来のために行動しようとします。 またこの希望という強みは、人生の満足度と幸福度との関係が最も強い強みとなります。 例えば、未来を見据える先に自分の成功している姿や、家族との幸せに思いを馳せることで、ポジティブな感情が満たされるからです。 後は、未来をより良くしていこうといった考えになりやすいので、成長マインドセットがセットでついてきます。 成長マインドとは、現状を変えるための過程を楽しみ、小さな成功体験を積み重ねていくマインドになります。 そうする事で私たちは成功する可能性が上がるんですね。 また希望に満ちた人は落ち込みずらいですし、レジリエンスが人一倍強いといった強みも持ち合わせています。 レジリエンスとは、逆境に粘り強く立ち向かうことで心を折ることなく、しなやかに対応する力のことを言います。 今のストレス社会には必須の能力とも言えますよね。 そのレジリエンスによって、問題に立ち向かえるので、当然ながら問題解決能力が高いですし、失敗してもすぐに立ち直ることが出来ます。 自問自答ワーク 人生でどんな状態にいると希望があふれてくるか、また希望がもてなくなるのはどんな状態か 人生で逆境に立たされた時に、希望がどんな役割を果たすか、その時にどのように希望を表現するか 失望感や挫折感は、どの程度希望に悪影響を与えるか 希望を持つことににはどんなリスクがあるか 4つの状況で考える 人間関係 交際相手や伴侶と一緒にやってうまくいったことを3つ書き出して、それをどう活かしたら2人の関係をより良くできるか考える 職場 障害を乗り越えて良い結果に繋げていく方法を思い描いて、そのポジティブな可能性を人と共有できるなら、希望の強みを活かして、長期的に自分や同僚の利益になるような仕事に取り組んでみる コミュニケーション 希望のメッセージを伝える映画をテーマにして、地域のイベントを企画する 自分自身 自分が抱えている問題について考えてみる、心を落ち着かせてれるポジティブな考えを2つ書き出してみて、小さな一歩を踏み出すためにとれる行動を2つ加えてみる デメリット 希望の強みが発揮できないのは、過去に縛られている時です。 過去の失敗だったり、トラウマが現在の状況に葛藤が生まれ、結果未来に希望を見出せなくなったりします。 希望とは、未来を信じたり、願ったりすることではなく、行動していくことです。 それこそ希望というのは、困難や障害と隣り合わせで、常に付きまとってきます。 つまり、希望を持つという事は困難を認識し、それを乗り越えようとする行動力そのものという訳です。 困難や障害から逃げ回わりたい気持ちを持ってしまうのは分かります。 ですが、そのような思考になってしまっている原因として、「希望を持たなければ打ちのめされることもない」といった考えが根底にあります。 その場合は、大局観や自律心と組み合わせて、未来の可能性について考えてみましょう。 希望の出し過ぎは、実はデメリットが存在しています。 確かに希望というのは強みの中で一番楽観的な感情を生み出してくれる強みですが、バランスがとれていないと非現実的になってしまうリスクがあります。 要は夢見る少年という訳です。 楽観的と聞いて、ネガティブなイメージを持たれる方は、この強みの出し過ぎている人物の事を当てはめていると推測しますが、言葉に重みがなく、リスクに対して「大丈夫だろう」といった根拠もない自信家として映ります。 そういった経緯もあって、目標を設定するにも限度なく設定したり、その目標の結果に過度の期待を抱いて無計画になったり、それを自信過剰になって達成できると思い込んでしまいます。 超越性の美徳: ユーモア ユーモアとは一言でいうなら、あらゆる状況でも面白さを見つける強みとなります。 よく学校のクラスや会社の中でも一人は絶対いるムードメーカーがそれです。 そのムードメーカーはどんな困難な状況や、心が折れそうな状況でもその中から面白さを見つけ、クラス全体や会社全体の士気をあげたり、潤滑油として上手く組織が機能するように立ち回ります。 そういったユーモアに溢れた人は、社会的に魅力があります。 「この人は面白い」と思わせてくれる人って、重宝するんですよね。 先ほども書きましたが、ネガティブな状況でも、ポジティブな状況でも、つまらない状況や、緊張している状況でも、どんな場面でも面白さを見出します。 その状況に応じて、皮肉を言ったり、ふざけてみたり、おちゃらけてみたり、時には機知に富んだ話をしたりとかなり柔軟に変化させて、対応しています。 この強みの最大の特徴としては「付加価値の強み」と呼ばれている所以にあります。 どういう事かと言いますと、他の強みと相性が良くて、他の強みを高めてくれるからなんですね。 例えば、好奇心と組み合わさった場合に、何かを調べている時にただ単純に突き詰めるのではなくて、反対の意見を主張している本を探して矛盾点を探してみたり、何かをたとえ話に変えて記憶に定着させやすくさせたり、遊び心として発揮することがあります。 ユーモアのいい所は他にもあって、健康的になる傾向があります。 良く笑うし、相手を笑わせるので、血中酸素濃度が増えることで健康的な体になるんですね。 あと当然のように、幸福度が高いといったメリットもあります。 基本的にポジティブな感情が高められるので、対人不安が減る傾向も確認されています。 自問自答ワーク どうやって遊び心に火をつけているか、またそれは状況によってどう変化するか 周りの人はどうやって遊び心を発揮しているか、人の遊び心からどんなことが学べるのか どんな経験をしたり、どんな状況にいたりすると、ユーモラスを発揮したくなるか 日々の様々な活動の中で、どうやったらユーモアの意識を育むことができるのか 誰と一緒にいるのが一番笑えるのか、その笑いで2人の関係はどんな形になるのか、またはその逆 4つの状況で考える 人間関係 周りの人に、即興でおもしろいことをしてみる、くだらない事を言ったり、変な動きをしたり、愉快なジョークを言ってみたりする 職場 職場でユーモラスな日記を書いてみる、どんな些細な事でもいいので。毎日面白い出来事を3つ、それが起こった理由を添えて書く留めておく、それが集まってきたら、同僚と共有してみる コミュニケーション コミュニティで孤独そうだったり、蚊帳の外に置かれている人を見つけたら、その人のことについて考えて、笑顔と笑いを贈ってみる 自分自身 人生で深刻な場面に直面したら、ユーモアを自分に向けて笑ってみる デメリット 自分の気分の浮き沈みによって発揮できなくなるのは当然ですが、そもそもユーモアをいう事に耐性が無い人や、自信がなくて発揮できない人もいます。 更に言えばユーモアは社会的に不適切だと捉えると発揮できなくなります。 要はTPOを弁え過ぎて、全ての場面において良くないとユーモア自体に不適切な行為だとレッテルを貼ってしまう場合です。 例えば、冗談は葬式では通用しないと思うのは当然でも、上司との関係でも通用しないと思い込んでいるパターンです。 今度は逆にユーモアを発揮しすぎてしまうと、人をネタにしがちなので、傷つけたり辱めたりしてしまうので注意して下さい。 だからといって自分の事をネタにしすぎても自己卑下に陥ったりするので、バランスが大事になってくるんですね。 あとは、エッジの効いたジョークと下ネタの線引きが出来なくなってしまったり、ユーモアを活用して絆を育もうと頑張るのはいいですが、最悪無礼な人と認識されしまうので、これは気心知れた相手だけに限定して下さい。 超越性の美徳: スピリチュアリティ VIA理論の最後の強みとなりますこのスピリチュアリティは、かなり概念が難しい強みになりますので、一旦誤解から紐解いていきます。 世間でいうスピリテュアリティというのは、占いだったりとか、人生が変わる兆候とか、引き寄せの法則といった類のすこし危ない印象を受けるかと思いますが、VIA理論でいうスピリチュアリティとは、自己超越性への興味の事を指します。 もっとかみ砕いていうと、「人生の意義」という観点から考えると分かりやすいかもしれません。 人生には私達人間の理解を超えた次元があって、その認識の根底に自分の位置づけ、目的、生まれてきた使命とも言いますが、その生きる意味について確立した信念を持つという事です。 そしてこの理解を超えた次元というのが、人生の目的や、この世に生まれてきた意味、使命、宇宙に関する信念、超越的な存在との繋がり(例えば、神、崇高なる力、自然、生命力、全ての生きとし生けるもの)から生まれる徳のことを定義しています。 よく神聖なものとして定義されることもありますが、神社でのお参りは神と繋がろうとする儀式であり、神社を荒らすと祟られるといった人間の理解を超えたものとして認識してますよね。 スピリチュアリティを強みとして持っている人は、その認識に深みを持っていて、心が受容的で開放的になり、善を追求することで徳を表現していきます。 更には自分の中核となる信念のもとに超越的存在と繋がる意識を持つことで、生きとし生けるもの全てと繋がり、感謝しようとします。 このスピリチュアリティを発揮することで、信仰心や生きる意味を表現するので、地に足の着いた感覚が得られて、楽観性が高まると言われています。 そういった感覚から、人生への幸福度、身体的、心理的健康も高まりますし、レジリエンスを発揮できます。 またこの強みは徳に重きを置きますから、自律心が高く、不正な行動を取らないといった傾向もあるんですね。 何か達観している僧侶みたいなイメージを持った方もいると思うんですが、まさにそのイメージに近いと思います。 全ての出来事に意味があって、その意味を捉える事が得意な人はこのスピリチュアリティが大概強みトップ5に入っている事が多いですね。 自問自答ワーク 生きる意味という感覚は、自分の人生の中でどのような面(人間関係や健康、達成)でポジティブな役割を果たしているか考える 自分にとってのスピリテュアリティとは何か、また人間関係にどのような影響を与えているか 人生が辛い時に、スピリテュアリティはどんな影響を果しているか スピリテュアリティを信じたり、実践することで人間関係や仕事といった状況の中で、問題が生じたりしてしまうことは何か 4つの状況で考える 人間関係 一番親密な人との関係は、どんなふうに尊いものか考える、一緒に瞑想などを行ってスピリテュアリティな体験を共有する 職場 仕事に意味を見出してみる、自分の仕事の中で一番大切なことは何か、それがどんな影響を与えるのか考える、更に手を止めて感謝してみる コミュニケーション 神社でも公演の美しい場所といったものでも構わないので、コミュニティにある神聖な空間を探してみる、その空間の中で時間を過ごし、その空間を改善する方法を見つけ、他の人を巻き込んでみる 自分自身 手を止め、自分の内にある尊いもの、自分の内なる精神と繋がる、マインドフルネス瞑想を実践して深呼吸して、自分を受け入れる 世界で認められた瞑想プログラム MBSR デメリット 生活の中で、スピリテュアリティを全く意識していなかったり、人生に意味を見出せないと思っていたり、宗教に裏切られた又は胡散臭いと思っている人、超越性のような抽象的な概念に興味を抱けない人は、スピリテュアリティを発揮できていません。 また神社参りで例えるなら、形式だけで通常行っている人にもスピリテュアリティは発揮されません。 というのもただ何となく参加してみたり、意図的に美徳を実践できていないからです。 参列に割り込んできたり、袴姿を見せたいがために友達と集まるための集合場所にしたり、初詣では深夜に集まれる理由として利用したりすれば、他の強みと共にスピリテュアリティが発揮できていないは一目瞭然です。 こういった神聖な場所に限らず、日常生活においても、身の周りにある存在の意味や、深みに気付かずに過ごしていると、ふと命の尊さを身をもって体験することで気づかされた時にはもう遅いのです。 想像できると思いますが、スピリテュアリティを過剰に発揮してしまうと迷惑行為の他なりません。 場合によっては、邪魔者扱いされ異端者と見なされる可能性があります。 自分では、全てにおいて寛大で、他人のために有益な状態で使用できていると思い込んでいる事が殆どで、現実問題は、説教がましかったり、なんの根拠もなく、独善的で、独りよがりな印象を与えかねません。 極端な場合ですと、狂信的主義と化してしまって、人に強要し、恐怖や怒り、不信といった感情を誘発させ、人間関係を破壊させます。 また、人生の意味を追求しすぎてしまって、現実から目を背けてしまうことがあります。 つまり、今この瞬間に生きている自分の責任を超越的なものに置き換えて、当本人の本来の責任を見失ってしまいます。 よく巷で引き寄せの法則を謳っている人がいますけど、これは全ての人生はこの引き寄せの法則によってなんでも手に入れる事が出来ると思い込んでいる可能性があります。 そういった超越性に過度の期待を置いているせいで、本来果たすべき努力だったり、目標を達成するための行動だったりを放棄していますので、超越性に対する期待が現実のものにならないと、生きる意味を失いがちです。 VIA理論: まとめ 自分の性格の強みを理解してもらい、その性格の強みを伸ばす方法を6つに分けて紹介してきましたが、如何だったでしょうか。 性格の強みが自分の中でどんな順位で、そのトップ5を先行的に強めた方が効率的だとお話ししましたが、個人的にこの強みが欲しいと思ったときに単独で伸ばすことが出来るとされているのが、このVIA理論なんですが、強みを伸ばすというのは自転車に乗れるようになるとは意味が違います。 自転車は一度コツを掴めれば、よほどの事がない限り乗り続ける事が可能です。 ですが、強みを伸ばすというのは継続していかなければならないことを忘れないでください。 強みを育てるタイミングはいつだって私たちと隣り合わせですし、どんな状況でも意識すれば活用する場面というのは存在しているという事に気付いてあげて下さい。 自分の強みトップ5がこれですと言われたところで、あまり納得のいかないこともあります。 この強みはトップ5にあるけど、あまり発揮できている感覚がないなとか普通にあります。 強みというのは、潜在的に持っているもので、発揮できているかどうかはまた別問題なんですね。 そこで、自分の強みを根拠に基づいて評価し、発展させていくことを目標にしたテクニックを次回の記事でご紹介します。 要は、自分の強みを前回の強みを育てるワークをしてもらってもいいんですが、それでは面倒だなと思う部分も実際あります。 次の記事で紹介するテクニックはそういった部分を習慣的に強める「ストレングスビルダー」というものを解説していきますのでお楽しみに。 それでは今回は以上です。 また次の記事でお会いしましょう。