どうもgive-keyです。 今回は、24の強みを引き出す方法をご紹介します。 前回は、VIA強みテストというものを受けてもらって自分の潜在的な強みは何かのかを理解してもらい、それぞれの強みの特徴を解説しました。 まだテスト受けてないよっていう方は、 潜在能力を知るための唯一の理論~VIA理論~① こちらで受けられますので、チェックしてみてください。 テストを受けた方にお聞きしますが、実際受けてみてどうでしたか? 想像通りだったという方もいれば、ボトム5には入ってて欲しくなかった強みが入ってて悔しい思いもした方もいると思います。 では、下位ボトム5に入っている強みは、高めることは出来ないのかと言ったら、実はちゃんと高めることが出来ます。 私達が出来ることは、自分の性格の強みについて認識して、強みについて学び、理解をすることです。 つまり、テストを受け終わった時点で、最初の認識段階はクリアしている訳です。 そして、これから強みを育てるワークをご紹介しますが、前回も伝えたように、まずは特徴的強みから育ててください。 理由は簡単です。 特徴的強みは、「本当の自分」を色濃く反映させるからです。 ゆえに1番育てやすく、更に生活の中で特徴的強みをしっかりと発揮できていると様々なメリットがあることが分かっています。 ワークをこれから始めるにあたって、自分の特徴的強みは何だったのかを思い出すか、紙に書いて理解を深める準備をしましょう。 参考文献 ライアン・ミーニック.強みの育て方 VIA強みテスト Character Strengths and Virtues:A Handbook and Classification. Christopher Peterson. Martin E. P. Seligman 24の強みを育てるガイド 強みを育てるガイドがあるのですが、このままだと使いにくいので、簡略的にしたワークをご紹介します。 まず解説は今回は省きますので、根拠を知りたい方は本を買って実際に読んでみてくださいね。 状況別自己探究ワーク ここでのワークは自分自身を4つのシチュエーションに沿って、特定の3つの言葉を使って探求していくワークになります。 その特定の言葉とは、why・what・howです。 そして4つのシチュエーションとは、人間関係・職場・コミュニティ・自分自身です。 例えば、 人間関係において、この強みを使って なぜその強みを発揮したいと思ったのか(what) その状況に何を思うか(what) 強みをどのようにして使うか(how) といった内容で考えてみてください。 強みのバランス ここでは、ある2つの質問に対して自己分析を行うのに基本的なフレームワーク「5W1H」に当てはめていきます。 その強みを発揮できている時 その強みを発揮できていない時 この質問に対してフレームワークを当てはめていきます。 まとめると、 質問1については ①あなたの強みが発揮できるのはどんな時? ②あなたが強みを発揮できる環境は? ③あなたが強みを発揮できる影響を与えているのは誰? ④あなたがその強みを発揮できているのは何故? ⑤あなたはその強みをどうやって発揮させる? ⑥あなたはその強みが発揮できる対象は? 質問2については ①あなたがその強みを発揮できない時はどんな時? ②あなたがその強みを発揮できない環境は? ③あなたがその強みを発揮できない影響を与えているのは誰? ④あなたがその強みを発揮できないのは何故? ⑤あなたがその強みはどのようにしたら発揮できないのか? ⑥あなたがその強みを発揮できない対象は? この合計12問を自分の特徴的強みに対して、問いかけてみましょう。 知恵の美徳①: 創造性 ここでは強みがもたらす効果を解説していきます。 まず初めに、知恵の美徳編ということで創造性から解説しますが、この創造性を強みとして持っていると、問題解決能力が高いんですね。 日常で見ている出来事を色んな見方で、目線を変えながら考えるので沢山の選択肢が自分の中にストックされるんですよ。 しかも、問題解決能力が高いと、自信がついたり、自己肯定感に溢れてストレスに強いことも分かっています。 例えば、同じことを繰り返しているとつまんなかったり、飽きてくるんですが、この創造性が強いと色んな方法で試すのでストレス発散になるし、試していい結果が生まれれば、自分の思考に自信を持てるという訳ですね。 あとは、周りの人たちにいい刺激を与えて、モチベーションアップを図れるというのも創造性のなせる技です。 まさに創造性に溢れるリーダーですよね。 また当然ですが、人の興味を刺激するのが上手いです。 この人の考え方面白いとか、どんな行動するか気になる方っていますよね? こういう人って人に興味を持たれやすいので、ビジネスに必要な強みと言える訳ですね。 しかも創造性というのは周りの人間関係にかなり左右されやすく、いい人間関係の中では自分の外から入ってくる些細な情報がよりいいアイデアが出たりしますし、反対に押さえつけられたり、プレッシャーを感じる環境の中では、うまく発揮できませんので、自分の創造性を発揮できる環境づくりが必要です。 自問自答ワーク 少し前に2つワークを紹介しましたが、他のワークも紹介します。 創造性を刺激するものは何か 創造性に歯止めをかけるものは何か 相手の反応で、自分の創造性はどんな影響を与えるか 自分の人生や周りにどう活用しているか 自分の創造性というのは、外的にどんな働きをしているか俯瞰してみるワークです。 実際に自分では気付けない強みなので、どのように自分の外に働きかけているか自分を振り返らないと分からないんですよね。 是非、このワークも試してみましょう。 4つのシチュエーションで考える 前回のワークで、why・what・howの意味を使って自分の強みを4つのシチュエーションに当てはめて考えるワークを紹介しました。 実際に4つのシチュエーションを考えるように、例題を出していくのでワークに取り掛かりましょう。 人間関係 友人や大事な人が直面している問題を取り上げて解決策を模索する 職場 いつも同じ仕事をこなしている作業の中から、いつもと違う方法で終わらせるにはどうしたらいいか コミュニティ 他人と共有するとしたら何を共有するか 自分自身 今自分が直面している問題を取り上げて、時間をかけてどうしたらいいか複数の解決策を考える デメリット 強みを理解する上では、デメリットも知っておかなくてはなりません。 先程も記述しましたが、何かに抑え込まれたり、融通が効かない人たちに囲まれていたり、更には時間的なプレッシャーをかけられると創造性が発揮できなくなります。 また、創造性の出し過ぎも良くなくて、アイデアが膨らみすぎて現実味が無くて相手から呆れさせたり、行動が伴わなくて他人に迷惑をかけることがあるので、強みのバランスワークを行なってバランス感覚を養いましょう。 知恵の美徳②: 好奇心 ここからはサクサクいきます。 好奇心は、新しい知識や経験を手に入れたいと言った能力で、好奇心が強いと年収があがるといった研究もあるくらいです。 この能力が高いと、人生の満足度が上がったり、健康長寿になったり、更には人間関係も改善されます。 好奇心が強いと人生の意義といったジャンルすらも調べたり、思考したりするので人生の小さな幸せに気づいたりとか、健康にいい知識やサプリとかも試したりしますし、人に対しても興味を持ちやすいので、心がオープンなんですね。 あとは、新しい環境に適用しやすいです。 普通は、見知らぬ土地にポンと投げられると、不安で一杯になりますよね。 でも好奇心が強い人はそうじゃないんですよ。 5感すべての反応が、新しい知識であり、新しい経験なんです。 つまり、好奇心が刺激されて、周りが興味対象一杯になるので、順応に適応していくと言われてます。 当たり前ですが、成長したり、新しいスキルを身につけたりすることに魅力を覚えます。 例えば、自己研鑽のためにもっと自分を高める目標を持ちやすく、それを実現する為に深い思考に入ります。 自問自答ワーク 好奇心をくすぐるものは何か 好奇心を表現したいと思わせる時、誰とどんな状況の時か 過去から今にかけて好奇心は変化したか、またその理由は何か 好奇心を抱いても行動できないのかなぜか 自分の人生において、どのように発揮していたか、また最大限に発揮するにはどうしたらいいか 4つのシチュエーションで考える 人間関係 相手の気持ちや考えを理解するにはどうしたらいいか 職場 嫌いな仕事や興味がなくなった仕事に対して好奇心を持つ為にはどうしたらいいのか コミュニティ 同じ道を通って飽きている時に好奇心を発揮するにはどうしたらいいのか 自分自身 自分自身に興味を持つにはどうしたらいいのか デメリット 好奇心が発揮できていないと、相手は自分に興味がないと一瞬で判断されて人間関係を壊してしまいますし、指示に従う環境では好奇心が発揮できません。 また好奇心の出し過ぎは、かえっておせっかいに映り、押し付けがましくなって相手を怒らせたりします。 相手からしたら触れて欲しくない話題にも触れてしまい、無礼だと思われかねません。 知恵の美徳③: 知的柔軟性 知的柔軟性は別名クリティカルシンキングと呼ばれる能力なんですが、 要は、複数の視点を持って物事を見ることができる能力です。 これが強みとしてあると、変化に柔軟で自分の思考を変化させて対応することができるとされています。 また、多角的に物事を見るので、バイアスに捉われづらいといった特徴もこの知的柔軟性が持っている能力の一つになります。 バイアスに捉われづらいという事は、物事を中立な視点で判断できるようになると言われているし、相手の意見や、自分とは違う物を受け入れる力もあるため、人生への深い意味や目的への探究心が深まって、生きる意味を見出しやすいです。 更には、個々の影響力に左右されることがないため、騙されにくいと言われます。 自問自答ワーク 客観的に考えられる時はどんな時?または考えられに時は? 誰といたり、どんな状況だと発揮できるか、または直感的になるのはどんな状況なのか、誰といたらなのか 決断時に邪魔するものは何か 4つのシチュエーションで考える 人間関係 重要なトピックについて、自分と意見が違う人と話してみて、本人はどのような行動をとるのか 職場 ある問題について意見が割れている中、一つの意見を選ぶとしたらどのように選ぶか、 ※他の主張を吟味したうえで コミュニティ 自分が、今までとの自分と真逆なタイプになったら、どう思うか 自分自身 相手の意見に対して「盲点」となった部分を意識的に探す デメリット 知的柔軟性は様々な角度から意見を述べますが、これが発揮できていないと、言葉に深みが無く説得力がありません。 更には、理性的に判断できず、感情的にになって、相手の意見を受け入れることが出来なくなります。 また、知的柔軟性を発揮しすぎると、人や自分に対して批判的になります。 その結果として、コミュニケーションが悪化することになるでしょう。 思考が深いので、過度になると、行動できなくなります。 要は、必要な情報や意見を完璧に集めてからでないと決断できないと思ってしまい、ズルズルと引きずってしまいますので、注意が必要です。 知恵の美徳④: 向学心 向学心は、学習の意欲や情熱がかなり高い能力で、知識を取り入れるにしても、中途半端な知識だけじゃ満足できず、徹底的に掘り下げる傾向が強いです。 因みに、私の強みテストではこの向学心がトップでした。 また、物事をじっくり考える傾向があり、愛読家でもあります。 思考が深いので、研究職や戦略を立てるといった知的作業に向いています。 また、学習先のジャンルは問わない傾向にあり、博物館に足を運んだり、突き詰めれば人生の本質についても学びがあると捉える傾向があります。 つまり、挫折を味わったとしてもその機会も学びの一つとして解釈できるので、幸福度も上がるという訳です。 自問自答ワーク ここで、私の強みテストでトップだったので、ワークを実際に例としてやっていきます。 あなたが一番興味を持っている分野は?また一番興味が無いのは何か? A: 興味を持っているのは心理学とFXの相関性 自分をコントロールする心理学を使ってFXにおいてのメンタルコントロールにどのように作用するのか興味をもつ 逆に興味がないのは、ニュース 真実かも分からない、メディアが都合よく編集したものは興味ない あとは、噂話 自分で確認できたものしか信用していないから 学習の魅力は何か A:何といっても自分が新しい知識を手に入れて過去の自分よりも一歩進んでいると実感できるから あとは、形には残らないけど、生きているうえで応用できる知識はQOLを上げてくれるから 一番夢中になれる学習方法は何か A:知識の実験と検証することを好む 学んだ知識をすぐ実行して、検証を繰り返しながら昇華させていく工程を取る傾向がある 一番夢中になれないのは、ひたすら解く問題や、繰り返して覚えるといった学習方法 知識を使うとどんな風に人生がよくなるのか A:過去の本は、様々な検証と試行錯誤を繰り返してきた信憑性のある知識なので、読書は効率的に人生を変えていける最強の学習法 そうすれば、人生はイージーモードになるはず あなたの知識は周りの人にどのような影響を与えるか A:今よりも必ず良い方向へ進ませられる影響をもっていると考えいる また自分の人間関係も自分の向学心を満たすために、自分が知らない知識を持っている人と付き合いたいと考えて自分の行動を変化させる 4つのシチュエーションで考える 人間関係 興味がある話題や学びを深めていきたいと思っている話題について、深い話が出来る人を探すにはどうしたらいいか A:why:本から学ぶもの大事だけど、実際に人と知識の共有や、交換、議論する時間はこれ以上にない幸せだから what:専門的な意見交換は、かなり深い話が必要になるから、こうなることも想定して触れていないジャンルにも挑戦しておきたい how:SNSとかで繋がれる意見交換コミュニティとかに参加してみる 職場 同僚や部下からどんな知識を持っているか考えて、そこから何を築けていけるか A:why:生きている年数も違ったり、これまで育ってきた環境も違うので、どんな視点を持っているか興味があるから what:後輩の新しい斬新な意見はもしかしたら解決糸になるかもしれないから、しっかり傾聴していきたい how:お酒の付き合いを設けて、何を思っているのか本音のところをさらけ出させる場を作る コミュニティ 自分の周りにある様々なメディアについて、詳細に調べてみる A:why:視野が内向的になりやすく狭くなりやすいので、外に目を向けて身近な興味のあるものに目を向ける what:一度も体験したことないジャンルを味わったらどうなるのだろうか how:レビューとか見ると、色々調べたくなるから、実際に足を運んで、外の空気感を味わいながら決める 自分自身 自分自身のアイデンティティについて考察する、向学心が自分の過去の中でどのような影響をあたえたのか A:why:過去の自分は今の自分を形成しているので、その軌跡を知ることが自分の価値観を理解することができると思ったから what:仕事においても、根拠を調べてから説明する癖があったので、信頼関係を築くのにかなり発揮できたと思うし、また相手の悩みや困っている事に対して助言ができるので、自分自身の幸福度にも繋がっていると感じだから how:家族に自分の行動がどのうように影響を受けたかヒアリングをして、静かな所で自分を見つめなおす デメリット 向学心が興味対象の分野によって変わるので、興味ない分野には発揮できないといったデメリットが存在します。 その分野が大事な局面でテーマとなっている場合、向学心が足りない、主体性が見えないといった印象を与えかねません。 また、親密な関係になると関係が悪くなることがあります。 これは、交際中の相手のことを知らないために興味を持って接しますが、結婚すると知り尽くしたと決めつけ、相手を気にかけなくなるためです。 一方で、向学心を出しすぎると、知ったかぶりの印象を相手に与えてしまいます。 自分の知識を披露したいだけといった傲慢な印象や、話だけ聞いて欲しかっただけなのに、余計なお世話で解決策を勝手に提示したり、最悪自慢話がしたいだけの人に移るので注意が必要です。 知恵の美徳⑤: 大局観 大局観は、細かい所を見ないで、もっと俯瞰的に物事を見る能力です。 集団で行動していても、この能力が高い人は一歩引いて全体像を見ているので、冷静な判断が出来るんですね。 ゆえに、相手に的確なアドバイスを与えたり、自分が経験したことがない悩みでも、TPOに合った質問をして情報を引き出すことが出来るし、一般的な人生の指針を説いてあげることで力になれるんです。 また、自分の人生に対しても俯瞰的なので自分の限界点を把握している傾向があります。 つまり、人生の意義について過度の期待もせず、卑下もしないので幸福度が高くストレス耐性も高い傾向にあります。 このことから、自分の過ちをしっかりと受け止めることが出来るし、自分に持っていない相手からの強みを認識して学ぶことが出来ます。 自問自答ワーク 大局観を使って、周りに貢献できたのはどんな時か 大局観を発揮しにくい場面で、どうやって全体像を捉えようとするか 大局観を一番発揮しやすかったのはどんな時か 大局観を発揮したけど、共有できなかったのはどんな時か 4つの状況で考える 人間関係 相手に自分が捉えた全体像を伝えた時、どんなメリット・デメリットがあるのか、どうすれば全体像を共有できるだろうか 職場 職場でもめ事や問題を抱えている同僚に声をかけるとしたらどのようなアドバイスができるか コミュニティ 自分の周りにある地域の特性を捉えて、性格的強みを分析してみる 自分自身 もう一人の自分を想像して会話してみる、その時にどんなアドバイスを与えるか想像する デメリット 大局観が発揮できていないと、細かいことに執着するようになったり、不安やストレスに圧倒されたり、周りに無頓着になって全体像を見失ってしまうことは容易にあります。 よく家庭関係に起こります。 相手の細かいところに目が行きやすくなって、本来の家族のあるべき姿を見失いですし、仕事のストレスや人間関係のストレスによる影響から家族を蔑ろにしたりと、典型的な家族崩壊への道を辿ることになります。 そうならない様に相手とのコミュニケーションの方法を改善したり、もめ事の対処法というのを予め決めておくといいでしょう。 大局観の出しすぎは、別に出す分には問題ないだろうと思う方もいると思うのですが、実は弊害になるんですね。 大局観を出しすぎると、威圧的になり過ぎてしまうことがあります。 個人での問題で解決できることに対して、全体を引き合いに出しながら会話していれば、話を大きくしてほしくもないのに、余計にめんどくさい話にさせたり、最悪の場合は「鬱陶しい人」というレッテルを貼られてしまいかねませんので、注意が必要です。 まとめ 以上で、知恵の美徳の強みの高め方を紹介しました。 今回は少し文字数を制限して紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。 なるべく読みやすく、5000~6000文字に区切りながら知識やテクニックを紹介してみようと思います。 さて、次回は勇気の美徳を解説していきますので、よかったらチェックしてみてくださいね。 それでは、また次回の記事でお会いしましょう。 それでは。