どうもgive-keyです。
永らくお待たせしました…
大分プライスアクションの記事の更新が遅れてしまいました。
色々と書きたい記事が多くて…という言い訳はさておいて、今回はプライスアクションの分析と管理という目線で攻めていきたいと思います。
前回のおさらいですが、プライスアクションを学ぶことで以下の項目が改善されます。
- ファンダメンタルズに依存しないでFXへの取り組み方
- 利益最大化のために、エントリーとイグジットのタイミング
- 勝率を効率よく向上させるために抵抗が最も少ない経路で取引する方法
- 様々な市場や時間枠で収益性が高い取引機会を特定する
- プロのトレーダーのようにリスクを管理して総資金を全損させない方法
- 市場が予想できない動きをされても、冷静に取引する方法
- 一貫して収益性の高いトレーダーになるために使用できる実証済みのフレームワーク
- 誰も教えてくれない高度なプライスアクションテクニック
こういったメリットを前提に前回の記事では、「トレードにおける自然法則」、「プライスアクションの4つの法則」、「市場構造」のポイントで解説してきました。
今回については、「キャンドルスティックパターン」をメインに解説していきます。
今回は、かなり濃い内容となっていますので気を引き締めて学んでくださいね。
参考文献
Rayner Teo.Price Action Trading Secrets
ローソク足パターンのマスター
チャートを開くとローソクの形をしたバーが見えるのは、投資をしている人なら当たり前の表示ですが、そもそもこのローソクバーはどこから考案されたかご存じでしょうか。
それは、1700年代に生まれたとされ、生み親は本間宗久という米商人だといいます。
そこからローソク足分析というのは300年後のスティーブ・ニソンによってこの概念は西洋世界に広められることになるんですね。
ここから本題に入る前にいったん認識の確認を行います。
ローソク足の構成は
- 始値・・・始めの値
- 高値・・・特定の時間枠の最高価格
- 安値・・・特定の時間枠の最低価格
- 終値・・・終わりの値

この4つの要素を1本のバーとして表記したのがローソク足です。
さて、プライスアクションとローソク足ってなにが関係しているのってことなんですが、このローソク足が始値から終値までの間に様々な駆け引きを終えた結果がチャートに表示された確定の形として確定しますよね。
それが前回のローソク足に対してどうあるのかで判断します。
もっと簡単に言うなら、前回のローソク足と今回のローソク足の形を見比べた時に、買いと売りのどちらの勢力が増してくるのかを分析します。
つまり、ローソク足で反転パターンを見つけられればかなりの優位性が確保できるという訳です。
ローソク足パターンの分類と要素
ローソク足は主に2つに分類する事が出来ます。
それは、「複雑性」と「タイプ」です。
複雑性
ローソク足の複雑性とは、そのパターンを構成するローソク足の本数に影響します。
1本だけでパターンとして構成されている物や、数本で構成されているものもあります。
これをそれぞれのレベルで見てみると、
単純パターン・・・ローソク足1本で構成
複雑パターン・・・ローソク足2本~数本で構成
となります。
言い換えれば、ローソク足パターンは2つのレベルによって複雑性を担っている事になります。
タイプ
次は、複雑性で構成されたローソク足パターンがもつタイプについて解説していきますが、主として3つのタイプに分かれます。
それは「反転」「継続」「中立」です。
この辺は大丈夫だと思うので、それぞれの意味の説明は割愛しますね。
以上の2つの分類と要素によって、これから紹介するパターンを以下のように分類していきます。
「【複雑性】【タイプ】【パターン】」
例えば、単純な強気反転パターンであれば
「シンプル・ブリッシュリバーサル・パターン」
となり、1つのローソク足パターンで、上昇への反転を示していることが分かるかと思います。
別の例では、
「コンプレックス・ベアリッシュコンテニュアス・パターン」
この分類を見るだけで、ローソク足2つ以上の複雑性を持ち、弱気相場を継続させるパターンというのが分かります。
最後の例では、
「シンプル・ニュートラル・パターン」
この分類は、ローソク足1本で構成され、一時的に売りと買いの圧力が拮抗して方向感がないパターンだというのが分かります。
軽く説明を終えたところで、いよいよローソク足パターンの分類別毎で紹介していきます。
ニュートラルパターン
ニュートラルパターンは、シンプルパターンのみでの構成となっていて、基本的に1本のローソク足で成り立っています。
このニュートラルパターンでは「ドージーズ」と呼ばれる5つのドージーによって構成されています。
因みにこのドージーとは、「同時線」のdoujiが語源となっています。

この同時線の特徴は、ローソク足の形成中に買い手と売り手の内部闘争で、明確な勝者がいなかったことを意味します。
よって、お互いのパワーバランスが拮抗している状態ということは、価格の方向性やバイアスが無く、シンプルなパターンにも関わらず、ドージーは主に中立のローソク足パターンになります。
以下に5つのドージーズを紹介します。
それぞれ中立のパターンとなっていますが、意味合いが異なるため一つ一つ説明していきます。

Doji Star
星のシルエットに似ているため、この名前が付けられています。
このドージースターの特徴は、始値と終値がお互いに等しいことです。
更には、小さな高値と安値があることですが、その幅は等しく買い手と売り手の内部闘争があったことを意味しています。
しかし、その内部闘争はそこまで激しいものではなく、比較的低いボラティリティのローソク足となります。
ある視点では買い手が売り手を抑え込み、一方の視点では売り手が買い手を抑え込んでいるという意味を含むため、完全に中立なパターンとなる訳です。
Long-Legged Doji
高値と底値の幅が長い以外はドージースターと同等の意味合いを持ちます。
ロング-レッグド ドージーはドージースターよりも買い手と売り手の内部闘争がより白熱したものだということを意味しており、ボラティリティが高い相場に見
られやすい完全な中立パターンとなります。
Gravestone Doji
グレイブストーンドージは墓石に似ている事から、この名前がついています。
特徴は、高値が大きくつけている一方で、安値は始値と同等の価格帯に位置しています。
つまり、買い手は以前高値まで価格を引き上げたにも関わらず、売り手によって価格を始値まで引き戻す事に成功し、売り手が内部闘争において勝利したことを意味しています。
しかし、始値と終値が同等の価格帯にいるため中立パターンとして位置づけされています。
Butterfly Doji
バタフライドージーはグレイブストーンドージーの鏡像です。
安値を大きくつけていますが、高値は始値と同等の価格帯に位置しています。
つまり、売り手は以前安値まで引き下げたにも関わらず、その価格帯で買い手が介入し、価格を引き上げられたという意味を内包します。
よって、買い手は売り手を抑え込むことに成功し、買い手の勝利となりましたが、始値と終値が同じなので中立パターンとなります。
Four Price Doji
これは、始値、終値、高値、底値といった4つの価格が同じ位置にいるパターンのことを指しています。
4つの価格が同じという事は、全く価格が動いていない、買い手と売り手の攻防が存在していないという事になります。
シンプル・リバーサルパターン
次に、ローソク足単体で強気と弱気の両方の反転パターンを見ていきます。
Hammer

これは単純な強気の反転パターンのハンマーです。
価格が下落している時に現れるパターンとなります。
このローソク足が下落中に現れることで、反転の上昇が見込まれます。
というのも、このハンマーは、明確な反転シグナルを明示している訳ではないという事を肝に銘じておく必要があるからです。
この重要な点は他のパターンにも通用するので覚えておきましょう。
このハンマーの形には、いくつか特徴があり、
先ずは、大きな下髭を付けている事です。
これは、売り勢力が順調に価格を引き下げている途中で、膨大な買い勢力によって大きな髭を付ける要因になったからです。
次に、終値が始値よりも上回っている事です。
弱気相場で下落している中、買い勢力によって下髭を付けたあとは、最終的に陽線になる事が条件となります。

Inverted Hammer

次に紹介するのはハンマーと同様、単純な強気反転パターンである逆ハンマーです。
先程紹介したハンマーとの一番の違いは、ローソク足実体は下の方に存在し、上髭を付けていることにあります。
このローソク足の内部闘争はどうなっているかというと、
上髭を付けたという事は、強い買い勢力がいたことが分かります。
ただ、売り勢力も非常に強く、価格を押し下げてきています。
要は下限レンジ付近で更なる闘争が繰り広げられていて、終値でなんとか陽線を形成する事に成功することで買い手の勝利となりました。
ただし、通常のハンマーと比べれば、勢力はそこまで強くありません。

Shooting Star

次は、単純な弱気相場反転パターンのシューティングスターです。
シューティングスターは逆ハンマーパターンと非常によく似た形をしています。
ただし、明確に違うことがあります。
先ず一つ目は、シューティングスターが弱気へ反転することです。
逆ハンマーは強気反転するパターンでしたが、シューティングスターは上昇中に形成することで、下落へと反転していきます。
次に、ローソク足実体が陰線で終値をつけていることです。
このパターンの解釈としては、過去にさかのぼって上昇していく中でシューティングスターが発生したという事は、上髭では強い買い勢力が存在していたことが分かります。
ですが、それを売り勢力は価格を押し下げて、始値を下回り、陰線を付けるのに十分な勢力があったことを意味しています。

Hanging Man

これは、単純な弱気反転パターンのハンギングマンです。
ハンギングとはぶら下がりを意味していて、ハンマーと非常によく似た形状をしていますが、主に2つの違いがあります。
一つ目は、価格上昇中に形成され、弱気へと反転するパターンということ。
そして二つ目は、ローソク足実体が陰線であることです。
この解釈としては、価格上昇中に強い売り勢力が表れて、価格を引き下げるのに十分な圧力があったことが下髭をみても分かると思いますが、一方で買い勢力も非常に強く、価格を引き戻す攻防戦が発生します。
終値のタイミングで売り勢力は陰線で確定させることに成功しますが、依然として買い勢力は存在しているため、シューティングスターよりも反転の勢力は強くありません。

コンプレックス・リバーサルパターン
次は、ローソク足が2つ以上の暗転パターンを見ていきます。
Bullish Engulfing

複雑な強気反転パターンである巻き込みパターンです。
この強気の巻き込みパターンは2つのローソク足によって形成されます。
最初のローソク足は小さな弱気ローソク足で、次のローソク足は中型から大型のローソク足で完全に飲み込みます。
この意味合いとしては、買い圧力が前回のローソク足全体をカバー出来るほどの圧力を持っている事に他なりません。
前回のローソク足の終値と、次のローソク足の始値に小さな窓が開いていたことが分かりますか?
その窓を埋めるかのように、買い圧力は価格を反転させ、前回のローソク足を飲み込む十分な強さを持っているのが分かります。

Bearish Engulfing

次は複雑な弱気反転パターンの巻き込みパターンになります。
先程の強気反転巻き込みパターンとは逆方向の意味合いを持っていて、売り圧力が前回のローソク足全体をカバー出来るほどの圧力を持っているという事になります。

Piercing Line

これは2本のローソク足で形成される強気の反転パターンとなります。
この反転パターンの特徴は、前回の終値と今回の始値にギャップが生じている所にあります。
このギャップダウンは、通常「窓」と呼ばれ、多大な売り注文が介入して約定できる価格帯までスリッページしているためなんですね。
つまり、売り勢力がかなり強くなったせいで「窓」を発生させました。
しかし、その後買い勢力によって、そのギャップを埋めるかのように価格を引き上げ、最終的に前回の終値を超えて、ローソク足が閉じるから「貫く」といった意味を持つピアシングの名前が付けられています。

Dark Cloud

この2本のローソク足で形成される弱気の反転パターンとなり、
ピアシングラインとは正反対の意味を持っていてダーククラウドと呼ばれています。
この名前の由来は、前回の陽線を部分的に覆うというアナロジーから来ています。
つまり、最初の陽線で確定後、上に大きくギャップを形成したために、そのギャップを埋めようと売り勢力が活性化し、前回のローソク足の終値を覆うかのように陰線を確定させると、反転の合図となるという訳です。

Bullish Meeting Line

このパターンは、ピアシングラインと同等の意味を持ちますが、反転強度はそれよりも劣ります。
ピアシングラインと同様に、強い売り勢力によってギャップを形成し、そのギャップを埋めるために買い勢力は活性化します。
しかし、前回のローソク足の終値を貫けずに、同価格帯でローソク足を確定していることから「出会う」を意味するミーティングが名前に入っています。

Bearish Meeting Line

このパターンは、ダーククラウドと同様の意味を持ちますが、反転強度はそれよりも劣ります。
その意味はブリッシュ・ミーティングラインと同様の意味を持っているからです。
この辺の解説は割愛します。

Bullish Harami

このパターンは強気反転パターンとなっていて、このHaramiというのは、日本語で「孕み」という言葉をそのまま引用していて、「妊娠している」という意味になります。
パターンを見れば一目瞭然ですが、前回の陽線の幅に対して、次の陰線が前回の陰線に完全に包まれていることから、小さな陰線は赤ちゃんと捉える事が出来る事にあります。
そして、その小さな陰線が生まれて、新しい上昇トレンドという形で成長していくことを表してます。
勿論、このパターンには2つのローソク足間に「ギャップ」があることを確認する必要があります。

Bearish Harami

ブリッシュ・ハラミパターンの弱気反転パターンです。
意味合いは、ブリッシュ・ハラミと同様の意味合いになっていて、
前回の陰線内に、次の陽線が包まれているために新しい下降トレンドが誕生するパターンを表しています。

Bullish Harami Cross

このパターンはブリッシュ・ハラミパターンと似ていますが、右側のローソク足は論理的解釈をすれば「ドージークロス」となります。
このパターンの背景には、前回の陽線の終値と、次の始値にギャップがあったので、それを埋めようとする動きはあったものの、買い勢力が思いのほか強かったため、ナチュラルパターンのドージーが形成されています。
ただし、ブリッシュ・ハラミの意味合いは含んでいるので、そのまま勢いをつけて反転していくパターンとなります。
Bearish Harami Cross

このパターンは、ブリッシュ・ハラミ・クロスの弱気反転パターンになります。
前回の陰線と次のローソク足にギャップを発生させ、そのギャップを埋める動きをしています。
しかし、次のローソク足の形成途中にて、買い勢力と売り勢力の攻防が起きて「ドージー」を形成するものの、その範囲は前回の陰線内に留まっているというパターンですね。
これも、ベアリッシュ・ハラミの意味合いを持つため、反転していきます。
Bullish Kicking

キッキングパターンは強気反転パターンとして、前回のローソク足と次のローソク足の間に明確なギャップが存在している事が特徴的です。
ここでの論理的解釈は、ギャップアップは強い買い勢力があることを意味しています。

Bearish Kicking

ベアリッシュ・キッキングは、先程のブリッシュ・キッキングの正反対の性質を持ちます。
前回の陽線を下に越えて、次のローソク足を陰線で確定するのですが、これは売り勢力が非常に強う事が分かります。

Bullish Two Soldiers

これは、2人の兵士がそびえ立っているように見える事から、トゥー・ソルジャーズと呼ばれています。
このパターンの主な特徴は、トゥー・ソルジャーズパターンの前後に1つのギャップがある事、つまり、パターンとして分離している事です。
このパターンの性質は強気反転パターンに分類されています。

まるで、上昇への反転を知らせるために孤立した兵士2人がそびえ立っているようですね。
Bearish Two Crows

今度は、弱気反転パターンのトゥー・クロウズです。
トゥー・ソルジャーズと反対の性質を持ちます。
これもパターンの前後にギャップがあることが条件となりますので注意が必要です。

カラスである由来は、カラスは「死」を連想させるため、2羽のカラスの出現は上昇トレンドの終焉を表しており、下降トレンドの誕生を暗示させているようですね。
Morning Star

次の複雑な反転パターンではローソク足3本で構成されるものを紹介していきます。
始めにモーニングスターと呼ばれる強気反転パターンです。
下降が続き、陰線を形成している最中で、大きくギャップを開いて、小さな陽線を確定させます。
この論理的解釈は、売り勢力が非常に強い中で買い勢力は陽線で確定させることに成功しています。
つまり、2番目のローソク足によって、勢力の方向性が決まるため、とても重要なシグナルなんですね。
そして、3番目の陽線を形成するのにギャップアップを発生させ、買い勢力が勢いづいてきたと見て取れるため、そのまま反転してきます。
要は、3番目のローソク足で買い勢力が二重に確認する事が出来ます。

Evening Star

このパターンは、イブニングスターといって、モーニングスターパターンの反対の意味を持ちます。
弱気反転パターンですね。
このイブニングスターも同様に、前回の陽線から2番目のローソク足を形成するのにギャップが発生している事、そして3番目のローソク足を形成するのにギャップを発生している事を確認しましょう。

Morning Doji Star

このパターンはモーニングスターと同様の意味合いを持ちますが、唯一の違いは2番目のローソク足がドージーパターンであることです。
ドージーパターンによって、モーニングスターの反転度合いで見れば弱くなりますが、3番目のローソク足形成でギャップアップを発生させている事実により、依然として強気の反転パターンとして成立しています。
Evening Doji Star

上記のパターンと一緒で、今度はイブニングスターにニュートラルパターンのドージーが、2番目のローソク足で形成している弱気反転パターンとなります。
Three White Soldiers

次は、ローソク足が3つの複雑パターンで構成された反転パターンを紹介していきます。
最初はスリー・ホワイト・ソルジャーズです。
この強気の反転パターンは、前回のローソク足でギャップを発生させたあと、小さな陽線が連続して3つのローソク足を形成します。
前回の陰線からギャップダウンした後に、そのギャップを埋めるように小さな陽線を確立しながら買い勢力が高まってきていて、最終的に全体的に上昇の動き、つまり上昇へ反転していきます。

Three Black Crows

先程のスリー・ホワイト・ソルジャーズとは鏡の性質を持っているパターンとなっていて、スリー・ブラック・クロウズと呼ばれています。
上昇中にギャップアップを発生させた後、そのギャップを埋めるべく3つの小さな陰線によって、売り圧力を高めて反転していきます。

Three Stars in the South

次も3つのローソク足で構成された複雑な強気反転パターンです。
ここでは、3つの陰線で分析していますが、主な特徴はローソク足実体が段々と短くなってきている事、そして下髭が上髭よりも顕著に表している事です。
この論理的解釈は、ローソク足実体が時間が経つにつれて減少しているため、売り勢力はある価格帯にそびえ立つ勢力に直面している事が分かります。
また長い下髭は、買い勢力の活性化によって買い戻しが成功していることの表れなので、一段と反転の条件が揃います。
最後に3つ目のローソク足は、2番目のローソク足全体でハラミ線となっているため、反転パターンとして強固となります。

Advance Block

ここまで来れば、もはや説明するまでもありませんが、上記のスリー・スターズの弱気反転パターンが、このアドバンス・ブロックになります。
ローソク足実体が徐々に減少していく中で、上髭が下髭よりもより強調されているのが分かります。

Fry Pat Bottom

このパターンは、底部に2本の小さな陰線とそれに続く小さな陽線で形成される強気の反転パターンです。
このパターンの特徴は、3番目の陽線が前回の2つの陰線を反対側に飛び超えるような予期しない方法で確定するという事です。
このギャップアップの突然の変化は、次のような論理的解釈によって説明出来ます。
売り勢力は徐々に失われ、小さな陰線でしか価格を押し下げる事しか出来なかった上に、買い勢力が優位となって、3番目のローソク足でかなりのギャップを発生させるまでに至ったという事です。

Dumpling Top

このダンプリング・トップは、先程のフライ・パット・ボトムの鏡像になります。
小さな2つの陽線と、かなりのギャップダウンを伴って、小さな陰線を形成するのが、ダンプリング・トップです。
論理的解釈は、フライ・パット・ボトムと同様に単純さに従っています。

Bullish Breakaway

次の複雑な反転パターンは5つのローソク足で分析するものを紹介していきます。
今回はブリッシュ・ブレイクアウェイという強気反転パターンです。
このパターンの特徴は、1番目の陰線は中型サイズで、2番目の陰線を形成するのに、大きなギャップダウンを発生させます。
その後のローソク足は小さな陰線を連続して形成していきますが、最後の5番目の陽線によって、2番目の陰線の始値をブレイクすることで成立します。
このパターンの論理的解釈は、当初はギャップダウンを発生させるほど売り勢力が優位でしたが、徐々に売り勢力が減速し、最後の陽線にて売り勢力が発生させたギャップダウンを埋めるほどの買い勢力が活性化し、優位性を奪っています。
Bearish Brreakaway

今度は弱気反転パターンのベアリッシュ・ブレイクアウェイです。
ブリッシュ・ブレイクアウェイの対照的な意味合いなので、ここでは説明を割愛しますが、1番目と2番目のギャップアップがあること、2番目の始値を5番目の陰線でブレイクしていることに注意しましょう。
Tower Bottom

このタワーボトムはチャートパターンのダブルボトムとよく似ているので、馴染みがあるかと思いますが、強気反転パターンとなります。
このタワーというのは、3番目の陽線が底に孤立して建っている塔に似ているからという理由で名づけられています。
この論理的解釈は、1番目と2番目によって順調に売り勢力が加速していた最中、3番目のローソク足でギャップを発生しながら小さな陽線を確定させられます。
ここで、売り勢力は相場の印象を立て直そうともう一度売りを仕掛けますが、前回の最安値帯で抑えられる形となり、全体的に買い勢力が優勢を持って活性化していったパターンです。
Tower Top

このタワートップは、先述したタワーボトムの対照的パターンとなりますので、意味合いも反転しているのみとなります。
コンプレックス・コンティニュアスパターン
ここでは、継続パターンを紹介していきますが、継続パターンにはシンプルパターンは存在せずに、コンプレックスのみとなります。
Bullish Separating Line

次からは継続パターンについて説明していきます。
継続パターンには単純なパターンは存在せず、複雑なパターンのみとなりますので、最初に2つのローソク足で構成された継続パターンを紹介します。
ここでは、セパレーティング・ラインを取り扱いますが、上昇中に一つの陰線が形成された後、そのローソク足実体の幅と同等のギャップアップを発生させます。
その論理的解釈としては非常に簡単で、上昇中に陰線を確定させてしまったので、相場の空気感を変えないために買い圧力が活性化しているためです。
よってこのブリッシュ・セパレーティングラインは強気継続パターンとなります。
Bearish Separating Line

これは弱気継続パターンのセパレーティング・ラインになります。
強気継続パターンと同様に、ギャップダウンが発生している事に注目しましょう。
Bullish On Neck Line

次はブリッシュ・オン・ザ・ネックラインという強気継続パターンになりますが、最初のローソク足は比較的中型サイズの実体を持っていて、その後にかなり大きめのギャップアップを発生させて小さな陰線を形成しています。
この論理的解釈では、2番目の小さな陰線がギャップを埋められなかったという事実が、売り勢力よりも買い勢力の方に優位性があり、継続して上昇し続ける事を意味しています。
Bearish On Neck Kine

このオン・ザ・ネックラインは弱気継続パターンとなります。
先述したブリッシュ・オン・ザ・ネックラインの鏡像となっているので解釈も対照的になります。
Upside Tasuki Gap

このアップサイド・タスキ・ギャップは強気継続パターンで、上昇中にギャップアップを埋めるように反対方向にタスキをかけるように陰線がでることからこの名前が付けられています。
この論理的解釈は、上昇中に発生したギャップを埋めようと、売り勢力が頑張りますが、そのギャップを埋めるだけの圧力が無く、買い勢力が依然として活性化しているため、圧力に負け上昇を継続していきます。
Downside Tasuki Gap

ダウンサイド・タスキ・ギャップはアップサイド・タスキ・ギャップの対照的パターンなので弱気継続パターンとなります。
勿論、論理的解釈も対照的になります。
Bullish Three Line Strike

ブリッシュ・スリー・ラインストライクは、強気継続パターンとして分類されています。
3つの中小サイズの陽線を連続して確定させた後、その伸びしろ分を陰線で埋めるようなパターンですね。
直感的に反転パターンに分類されそうに思いますが、そのロジックの背景を理解することが重要です。
これは単純に売り勢力が枯渇したと見て取れるためです。
その証拠に1番目の陽線の始値で陰線が確定したということは、トレンド方向を変えるだけの力がなく、力尽きたからなんですね。
中小サイズの陽線で買い圧力が増加傾向にある中で、売り勢力が大規模な注文を仕掛けますが、相場の方向を変えるだけの力が無く、むしろ買い投資家にとって安く買えるチャンスを与えてしまったに過ぎません。
Bearish Three Line Strike

ベアリッシュ・スリー・ラインストライクは弱気継続パターンとなります。
下降圧力が増加していく時に、買い勢力がそれを一掃しようと買い注文を入れますが、最初の陰線の始値付近でローソク足が確定する程度の圧力で力尽きてしまいます。
Rising Three Methods

ライジング・スリー・メソッドは強気継続パターンです。
1本の中型サイズの陽線の後に、小さな陰線が3つ形成されて3番目の陰線の確定は最初の中型サイズの陽線の始値付近で確定します。
その後は、再度中型サイズの陽線によって一掃されて、上昇が継続していきます。
この論理的解釈は、中央の小さな陰線が形成されるのは買い圧力の一時的な枯渇を表しています。
要は、買い勢力が活性化したい場所まで一時的に売り勢力にコントロール権を委託し、最初の陽線の始値付近まで価格が落ちたところで買い注文を入れるから、最後のローソク足で一掃するかのように中型サイズの陽線が形成されるといった具合ですね。
Falling Three Methods

フォーリング・スリー・メソッドは弱気継続パターンですが、因みにフォーリングが「下落」を意味しています。
この「下落」とはトレンドの方向を意味しており、スリーメソッドというのは、中央の小さなローソク足の事を指しています。
論理的解釈は、ライジング・スリー・メソッドの対照的となります。
メリット
- 各パターンがもたらす解釈の単純さ
- キャンドルスティックパターンはプライスアクション分析なので、テクニカルインジケータよりも情報のラグがはるかに少ない
このローソク足の最大のメリットである「ラグが少ない」は、投資家達の思惑をリアルタイムで分析する事が出来るため、より品質の高いトレードのエントリーやイグジットが可能になりますし、パターンとして単純なため、論理的解釈も比較的理解がしやすいかと思います。
デメリット
- 沢山のパターンを覚える必要がある
- これだけ沢山のパターンが存在するのにも関わらず、チャート内でどのように表示されるかどうかを完全に網羅している訳ではない
- ローソク足パターンを論理的解釈では無く、パターン記憶として重点を置く傾向にある
- ローソク足パターンは、素早く相場の状況を特定するための一種のパッケージ化された解決策であるため、ローソク足が表示されている全体的なコンテキストを無視する傾向があり、誤った分析を行う可能性がある
- 上記の各パターンの形状はあくまでも例であるため、形状が異なっても各パターンのガイドラインに収まることがある
どうしても投資家達の感情が直接影響するため、教科書通りのローソク足パターンが現れるとは限りません。
また、パターン化として分析しがちなので、その背景や全体的なバイアスを見逃しやすく、見当違いなトレードを行うリスクがあります。
まとめ
上記のメリット・デメリットを確認して貰いましたが、どうしても便利で理解がしやすいローソク足パターンですが、どうしてもそれを全面的に活用できないデメリットも存在しますよね。
ですので、ここからは実際のリアルタイムでどう活用していけばいいか説明します。
- 各パターンを覚えるのではなく、より抽象的にパターンを理解する必要がある、例えばローソク足の実体と髭の関係性、ローソク足の位置関係、ギャップの意味を総合的に理解して中立か、反転か、継続かを判断していく
- 上記の方法でデメリットは全て解決することになる
- ローソク足を分析方法として取り入れる事で、とても簡単でコスト効率も高い方法となる
各パターンで紹介している記事内にそのパターンの解釈や背景を記載しているので、なぜそのパターンが出来たのか、ローソク足実体の表示の仕方や髭の頻度や長さ、ローソク足の陰線と陽線の配置、窓の有無とその後の動きといった細かい所に投資家の戦略が織り交ぜれているので、ここを想像力で保管する必要があります。
以上でプライスアクション ~キャンドルスティック~の解説を終わります。
それでは次回の記事でお会いしましょう。

