どうもgive-keyです。
永らくお待たせしました…
大分プライスアクションの記事の更新が遅れてしまいました。
色々と書きたい記事が多くて…という言い訳はさておいて、今回はプライスアクションの分析と管理という目線で攻めていきたいと思います。
前回のおさらいですが、プライスアクションを学ぶことで以下の項目が改善されます。
- ファンダメンタルズに依存しないでFXへの取り組み方
- 利益最大化のために、エントリーとイグジットのタイミング
- 勝率を効率よく向上させるために抵抗が最も少ない経路で取引する方法
- 様々な市場や時間枠で収益性が高い取引機会を特定する
- プロのトレーダーのようにリスクを管理して総資金を全損させない方法
- 市場が予想できない動きをされても、冷静に取引する方法
- 一貫して収益性の高いトレーダーになるために使用できる実証済みのフレームワーク
- 誰も教えてくれない高度なプライスアクションテクニック
こういったメリットを前提に前回の記事では、「トレードにおける自然法則」、「プライスアクションの4つの法則」、「市場構造」のポイントで解説してきました。
今回については、「キャンドルスティックパターン」をメインに解説していきます。
今回は、かなり濃い内容となっていますので気を引き締めて学んでくださいね。
参考文献
Rayner Teo.Price Action Trading Secrets
ローソク足パターンのマスター
チャートを開くとローソクの形をしたバーが見えるのは、投資をしている人なら当たり前の表示ですが、そもそもこのローソクバーはどこから考案されたかご存じでしょうか。
それは、1700年代に生まれたとされ、生み親は本間宗久という米商人だといいます。
そこからローソク足分析というのは300年後のスティーブ・ニソンによってこの概念は西洋世界に広められることになるんですね。
ここから本題に入る前にいったん認識の確認を行います。
ローソク足の構成は
- 始値・・・始めの値
- 高値・・・特定の時間枠の最高価格
- 安値・・・特定の時間枠の最低価格
- 終値・・・終わりの値
この4つの要素を1本のバーとして表記したのがローソク足です。
さて、プライスアクションとローソク足ってなにが関係しているのってことなんですが、このローソク足が始値から終値までの間に様々な駆け引きを終えた結果がチャートに表示された確定の形として確定しますよね。
それが前回のローソク足に対してどうあるのかで判断します。
もっと簡単に言うなら、前回のローソク足と今回のローソク足の形を見比べた時に、買いと売りのどちらの勢力が増してくるのかを分析します。
つまり、ローソク足で反転パターンを見つけられればかなりの優位性が確保できるという訳です。
ローソク足パターンの分類と要素
ローソク足は主に2つに分類する事が出来ます。
それは、「複雑性」と「タイプ」です。
複雑性
ローソク足の複雑性とは、そのパターンを構成するローソク足の本数に影響します。
1本だけでパターンとして構成されている物や、数本で構成されているものもあります。
これをそれぞれのレベルで見てみると、
単純パターン・・・ローソク足1本で構成
複雑パターン・・・ローソク足2本~数本で構成
となります。
言い換えれば、ローソク足パターンは2つのレベルによって複雑性を担っている事になります。
タイプ
次は、複雑性で構成されたローソク足パターンがもつタイプについて解説していきますが、主として3つのタイプに分かれます。
それは「反転」「継続」「中立」です。
この辺は大丈夫だと思うので、それぞれの意味の説明は割愛しますね。
以上の2つの分類と要素によって、これから紹介するパターンを以下のように分類していきます。
「【複雑性】【タイプ】【パターン】」
例えば、単純な強気反転パターンであれば
「シンプル・ブリッシュリバーサル・パターン」
となり、1つのローソク足パターンで、上昇への反転を示していることが分かるかと思います。
別の例では、
「コンプレックス・ベアリッシュコンテニュアス・パターン」
この分類を見るだけで、ローソク足2つ以上の複雑性を持ち、弱気相場を継続させるパターンというのが分かります。
最後の例では、
「シンプル・ニュートラル・パターン」
この分類は、ローソク足1本で構成され、一時的に売りと買いの圧力が拮抗して方向感がないパターンだというのが分かります。
軽く説明を終えたところで、いよいよローソク足パターンの分類別毎で紹介していきます。