どうもgive-keyです。
今回は、子育てに関する論文をテーマに紹介していきますが、現状子供がいらっしゃる方でも、これから家族を増やしたいという方でも、タメになるような内容になっていますので是非とも楽しんでいってください。
「親になるためにはどうしたらいいのか?」
こういった疑問は、ハッキリ言って尽きない物だと思います。
我が子を幸せにしたい、健康的でいかなる状況にも適応する子になって欲しい
思いやりの心から生まれる、親としての役割の目標を心から誓ってはいても、
どうしても子育て中に生まれるストレスや困難に見舞われ、次第に心が擦り切れていくのではないでしょうか。
怒りたくもないのに怒鳴ってしまったり、子供の無邪気な行動がトリガーとなってイライラして、強い命令口調になっていたり、最悪の場合、子供をコントロールしなくてはいけないとさえ考えてしまいます。
そうやって僕達は、子供の独自性、自立、自分に自信を育む方法を意図的に奪ってしまっている可能性があるんですね。
ここでは、そういった重要なスキルを育成させるための基礎的な要素や、我が子が最高の状態で成長するのに役立つ10の鍵を紹介します。
この参考文献では、子育てをする親は「庭師」の仕事に似ていると伝えています。
「庭師」は、庭園に力強く花を開かせている植物たちのニーズを引き出して、毎日世話しています。
それこそ、適切な栄養、愛情、配慮、思いやりを与え、植物たちにとっての最善の結果を導き出せるように日々期待をしています。
この行為はまさに植物と「同調」しているとも言われ、植物の状態を観察しながら、その日その日の環境条件に晒し、どんな結果を生むのかを受け入れているんですね。
例えば、中々花を咲かせなかったり、葉が段々と萎れてきたりすると、その時々で対応する手順が違うんです。
栄養不足に関しても、どういった栄養を与えようか、その量はどの程度か、タイミングは朝か夜かといった細かなところまで植物の状態を観察しながら対応していく様は、「子育て」に必要な要素にも当てはまるのではないのでしょうか。
ある植物の一部分が枯れたとしても、それを受け入れることが出来るし、植物全体で見た時に悪い所もいい所も全てにおいて「同調」しています。
これを「子育て」に置き換えると、「注意を払う」という事になります。
僕達は、子供の悪い面を見つける事に「注意を払い」ますが、そうではなく
健全な成長、発達にも「注意を払う」必要があることを前置きしておきます。
子どもが間違いを犯した時に、その結果が子供を成長させるのに必要な体験だという事を理解しておけば、子供の可能性を信じ続け、子供の将来を信じているという事を伝えることが出来ます。
このように子供一人一人の性格や個性が違う事を受け入れて、その先の未来に世界に一つしかないきれいな花を咲かせるのは、親の役目です。
庭師が、バラとカーネーションの寿命がまったく違う事を美しいと感じているようにです。
ただし、親は子供がバラか、カーネーションかどうかは分かるはずもありません。
バラを咲かせようと、躍起になって期待ばかり押し付けると、当然ながらその期待に応えられることが出来ないと悟り、簡単に努力を諦めてしまいます。
僕達が子育てで目指すゴール設定は
「子どもが己の能力を最大限に発揮し、責任を全うする自立した人間になれるように支援をすること」
そしてその支援方法をこれから紹介する10個の鍵を使って、きれいな花を咲かせる環境を整えていきましょう。
参考文献
子どもに敬意をもって接する
第一の鍵は子供に敬意をもって接するという事です。
どうしても私達親の多くは、子供に対して上から物を言ったり、高圧的になったり、当惑させたり、命令したりしていると思います。
こういった支配的な行動で子供を言い負かしていると、やがて子供と親との関係に壁が作られてしまいます。
そして、子供が大きくなるにつれてその壁も高くなり、いつしか絶対的に乗り越えられない壁にまで成長するんですね。
その壁の向こう側にいる子供は、親という存在を隔離し始め、自分の領域に立ち入れさせないようにしてしまいます。
自分に置き換えてみると分かるかと思うんですが、例えば自分の上司に
「いつまで育休とってるんだ、会社に尽くすのが当たり前だろう、早く出社してこい」
「その方法はマニュアル通りじゃないんだよ、だから同じ結果になったとしてもダメだ」
と言われているようなものです。
他人と親子は違うとは言いますが、そもそも頭ごなしに否定されていい気分になる人なんでいないでしょう。
つまり、親が子供に対して高圧的な態度で接している事が、信頼関係をぶち壊すリスクが待っているという事を先ずは理解しなくてはなりません。
「子どもたちは親と同じ感情や欲求を持っている」
当たり前のように聞こえるフレーズかもしれませんが、多くの親たちはここをしっかりと理解できていません。
例えば自分の子供が
「やりたくない」「食べたくない」「いやだ」
と発言したときに、あなたはどういった対応をしますか?
「なんでやりたくないの?今までやってたよね?なんで急にやりたくないって言いだすの?」
「お菓子食べすぎなんだって、ご飯食べないならこれからお菓子抜き」
「わがまま言うな、みんな嫌な気持ちを我慢してやっているんだ」
子どもたちがなぜ、そのような気持ちになったかを寄り添ってはくれません。
ですが、あなたの友達が
「やりたくない」「食べたくない」「いやだ」
と、発言したときに、どう対処してますか?
「食欲ないの?体調悪いとか?」
「確かに嫌だよね、私もこれやるの嫌だもん」
一例ですが、こういった対応になってませんでしょうか。
ハッキリ言いますが、見知らぬ人には寄り添う事は出来るのに、自分の子供には感情に寄り添うことが出来ていません。
更には、そうした侮辱的な行為を子供に与える事で、子供にも反映してしまうんですね。
要は、自分の子供が家庭を築いたときに、その子供にも同じことを無意識にやってしまいます。
この心理は単純で、子供にはそうやって育てるのが当たり前だと信じていて、その執行する権利が自分にはあると理解するからなんです。
子どもには、大人と同じ感情を抱いています。
そして、その感情を表明する権利も持ち合わせています。
ですが、その権利を行使することで親は激情し、無力化させられることで、基本的に依存して生きていかなくてはならない子供の唯一のコミュニケーションすらも奪っています。
結果どうなるかというと、攻撃的、怠慢、無気力、無神経といった特性を持つ子供になる可能性があり、その子供の人生すらも悲惨な状況を作り上げてしまう最悪な状況に陥るケースすらあります。
子どもの自尊心を満たすために選択肢を与える
子どもたちは自分が何者かが分からないまま、生まれてきます。
そして、自分が何者なのかを学ぶために、自分にとって重要で身近な存在を参考にし、その存在の顔や態度から「自己認識」を導き出し始めます。
そして何よりも、その重要な存在というのが親や、養育者に当たるんですね。
心から愛され、自分自身を最大の理解者であるという絶大な信頼感があって初めて、自分自身に自信が持てるようになって、親から大切にされてきたのと同様に、自分自身を大切にしていきます。
子どもと敬意をもって接するためには
命令するのではなく選択肢を与えることです。
例えば、子供が友達と遊びに行くことを希望している場合、
親が「宿題を終えたら友達と遊ぶことができる」という条件を提示することで、子供に選択肢を与えています。
これにより、子供は自分の行動に責任を持つことができ、親とのコミュニケーションが円滑になるので、やってみて下さい。
また、人間関係の繋がりを強く繋げるコミュニケーションテクニック「NVC」もお勧めします。
人との無駄な衝突を避けるコミュニケーションテクニック NVC
エクササイズ
これから紹介するエクササイズは、子供に対して敬意を表明して接するためのエクササイズとなります。
最低1週間は意識して続けてみて下さい。
- 頻繁に子どもを抱きしめる
- 毎日時間をかけて、子供の話に真剣に耳を傾ける
- 思い切り感情を表現させる
- 大好きという言葉を頻繁に伝える
- 子どもと二人きりの時間を作って過ごす
- 子どもの褒める部分を常に探す
- 全身が写る鏡か手鏡を用意して、目立つ場所に設置し、子どもの自己イメージが変化する事を確認させる
- 子どもが赤ちゃんの頃の話を伝えて、事細かな思い出について話し合う
- 子どもとの体験を写真にとって、アルバムを作成する
- 特段の理由もなく、一緒に楽しめるような行事、パーティを開催する
- 子どもに対して必要とされている事を感じさせる(子供にしか出来ない仕事を与える
この中で出来るチェックポイントは全て行うように心がけて下さい。
年長者向け(4歳児以上)
- 子供たちに、他人が干渉しないプライベートなスペースを提供する
- 各子供に掲示板を与え、彼らが自分の作品や個人的なアイテムを展示できるようにする
- 特別な場面を動画に記録して保存し、友人や将来の孫に再生する
- 親は子供たちの友人に興味を持ち、家族の活動に巻き込む
- 子供たちが自分の目標を設定し、達成するのを手伝う
- 子供たちが独立して成長することを罪悪感を感じさせずに許容し、彼らの成長を認める
- 子供たちが新しい経験やスキルを探求するよう奨励する
- 子供たちが自信を持ち、スキルを習得し、障害を乗り越えることで自己肯定感を高める重要性を強調する
特権と自由を与えられている事を確認させる
子どもは生まれながらに外部の支援によって、無料で生きる手段を提供されています。
先ずは、その事実を子供たちに気付かせる必要があるんですね。
この無料の支援が当たり前だという認識のまま成長すれば、要求が多く、利己的で自己中心的な性格になってしまうからです。
つまり、親は不屈のしつけ人にならないといけないという訳ですね。
しつけとは教える事と、訓練することを意味しているので親の仕事は子供を教え、訓練する事にあります。
その教えの本質が「今与えられている特権と自由には責任が付いてまわっている」ことを、忍耐と辛抱強く、決意をもってしつけていく必要があるんですね。
給食は当たり前に出てくるものではないし、勉強は学校に行けば教えてくれるのは自然なことではないという事を学ぶことです。
手に入れるためには努力が必要であり、特権や自由は簡単に無料で手に入るものではないと理解させることが肝要です。
この教えの本質を早いうちに学ぶことで、自己肯定感や責任感を生むことが出来るようになります。
特定の特権と自由を得るためのルールを設定する
具体的に、子どもが自分の特権や自由を獲得するのに努力が必要だという事を教えるために有効的なテクニックはルール設定です。
一つ目は、特定の課題を完了した場合に特権を得られるように設定すること。
例えば、
親の手伝いのジャンル毎に発生する労働力を決めて、それに見合うお小遣いを与える給料制度だったり、
勉強時間を決めて、一定の水準まで達成した所を親に見て貰ったら、余っている勉強時間を好きな事をしていい時間に変えてもいいといったルールとかもそうです。
二つ目は、子どもたちに自分の行動には結果があることを理解させること。
例えば、
「汚れた服はそのまま放置しているのではなく、洗わなければならない」
といった自分の行動の結果を考えさせる習慣を身に着けさせるといいでしょう。
三つ目は、子どもたちに行動の選択肢を考えさせること。
例えば、
「夜更かしすると、翌日眠くて朝起きるのがつらいけど、時間通りに寝る事が出来れば、スッキリした状態でいい気分で一日過ごすことが出来る」
「今考えられる選択肢はどんなものかな?」
と、自分で未来に起こりうる選択肢を考えさせ、それを自分で選択させる練習を行うといったものです。
4つ目は、どんな生き物でも選択肢があることを教える。
例えば、
悪い事をして捕まった人でも、「捕まる」という選択をしたから捕まっているということや、小さな生き物でも「この花に止まる」といった選択をしているという事を教え、困難に陥っても自分の中で選択肢を持つようにすることが大切です。
エクササイズ
これから紹介するエクササイズは、特権と自由を与えられている事を確認させるためのエクササイズとなります。
「敬意を持って接する」のエクササイズの後の最低1週間は意識して続けてみて下さい。
- 子どもの年齢に応じた行動リストを作成する、本や周りの他の親に相談して、その年齢での目標とする行動リストを確認
- 子どもに直してもらいたい行動を1つ挙げて、「~出来たら~してもよい」といった構文でルールを作る
- 子どもの目に届くところに「~出来たら~してもよい」といった構文でルールを記述したメモを置いておいて、子どもに確認させる(子どもから不平、不満を聞きたくない時に)
- 自分自身で子供に対して期待している行動リストを出来るだけ挙げて、その項目が現実的なのか、年齢相応なのか、やり遂げるまで見届ける準備が出来ているのかを確認する
- 事前に子どもが問題行動を起こしそうな誘惑や、遭遇する可能性が高い状況を事前に予想し、対策を立てる(もし、静かに映画館で映画を見ていられたら、帰りにソフトクリームを買ってあげる)など
- 家事の手伝いをさせる時は、何をしなければならないのかを伝え、その中で子どもが出来る行動を話し合う、子どもたちに考えさせ、決定、計算、仕事分担、交渉をするように教えていくが、絶対に子供が考えた計画に口を出さない、批判しない、提案しない、何が出来て、何が出来なかったのかを話し合うこと
- 子どもと決めたルールを紙に書き出して、見える所に張り付けておく、子どもがその紙を見て思い出したり、木津位k足りすることが出来れば、都度印などをつけて記録していく
- 親が不満を伝えてきたり、不平を述べてきたり、大声を出して大騒ぎしたらどう思うかを子供に聞いてみる
危険行動、破壊行動、自滅行動をやめさせる
子育ての中で最も疲れる行為は「意思決定」だそうです。
子どもに関する決定を、毎日、毎時間下さなければなりません。
熱がある時に病院に行くのか、一旦解熱剤で様子を見る事が最善なのか、子どもが学校を行きたくないと言ってきた時に何を尊重して学校の登校可否を決めなくてはならないのかといった意思決定をしなくてはならないんですね。
子どもの行動は多くの場合、迷惑で、厄介で、醜くて、自滅的で、破壊的です。
親は、こういった行動に注意を払い、どの行動を無視するのかの選択を決定するのが親の役目なんですよね。
つまり、自分の意思決定を判断するためのガイドライン、いつ介入するか、いつ退場するか、そもそも無視するのかを迅速に判断するツールがあれば、意思決定は容易になると思います。
ですが、このガイドラインをより簡素化するならば
「以下の問題以外は無視する」
これに尽きると思います。
そしてその以下の問題とはこちらです。
- その行動が危険行為だった場合(自分自身、他人に対して)
- その行動が破壊行為だった場合(同様)
- その行動が自滅行為だった場合(子ども自身の面目を潰す行為や、結果として子どもに対する好感度に影響を与える不正行為)
例えば、ハサミを振り回して遊んでいたり、癇癪を起こしておもちゃを投げつけたり、嘘をついて欺こうとした時などです。
上記の3つ以外は無視しておけば、迷惑を感じたり、イライラを引き起こされたとしてもいずれかは消えてなくなるものだと言います。
因みに怒りをコントロールする最強のテクニック「リアプレイザル」はこちらのリンクから学べますので、よかったらチェックしてみて下さい。
子どもに怒ることが出来ないと言った親もいるのですが、結局の所、許容できない最高点まで到達すると、怒りが爆発して関係修復が困難になりますのでこの辺は注意して下さい。
「ノー」と直接伝えるのが難しいのであれば、ボディランゲージで伝えることも出来ますし、危険行為等をしている現場から子供の手を引いて、二人きりの所で子どもと目線を合わせて真っ直ぐ見つめる事でも感受性の高い子供は言葉よりも説得力を感じてくれます。
言葉を発する議論を必要としないでしょう。
それでも上手くいかない場合は「タイムイン」を使いましょう。
「タイムイン」とは、
ゆっくりできる空間でそばに寄り添って子どもの話を聞いてあげるしつけ法です。
子どもが悪さをしたときに一方的に叱りつけたり、罰としてひとりにさせたりといった手法とは正反対のしつけ法だと言えるでしょう。
タイムインでは、親は頭ごなしに反論や批判をせずに優しく子どもの話を聞いてあげることがポイントです。
そして感情を吐き出した子どもが落ち着いてきたら「いまの行動にどのような問題があったのか」「今後はどう改善していくか」などを一緒に考えていきます。
体罰を推奨できない11の理由
- 子どもが親に敵意を抱く可能性がある
- 子どもはネガティブな感情によって反骨心を覚え、繰り返す
- 体罰によって、怒りの矛先が伝搬して新たな問題を引き起こす
- 児童虐待に繋がる
- 体罰によって神経的傾向が強くなり、極端な防御行動に陥る
- 体罰が正しい事だと誤解して認知する
- 暴行罪の罪に問われる
- 体罰によって適切に教える事に繋がらない
- 子どもは受け身の体制になってしまい、能動的に行動することを辞めてしまう
- 体罰によって反撃といった防衛本能が活発になり、暴力的になる
- 信頼関係を失う
エクササイズ
- 3つの行動を行う以外の子供の行動は沈黙を貫く
- 行動を促す際に選択肢を与えて選ばせる、文句や反論は無視で対応する、反抗して別の選択肢を選んだ場合、無言で冷静にそれを排除し、選択肢を思い出させる
- 子どもに期待するのは一度だけにして、その後は繰り返して伝えないでその場から離れる
- 子どもにスケジュールを前もって伝えて、何をすればいいのかを準備させる
- もし適切な行動を行った場合は、小さな報酬を与える
- 子供の行動が危険で破壊的、自己を傷つけるものであると感じたら、できるだけ被害を最小限に抑えて即座に止める
- もし子供が否定的な態度を続けるなら、「タイムイン」を試してみてみる、一時的に子供を状況から取り除き、静かになり協力的になるまで特定の空間で話を聞く
- 後で状況が落ち着いたら、なぜ危険な、破壊的な、自己を傷つけるような行動を続けることを許せなかったのかを子供に説明する、子どもが自分の間違いに気づくまで手伝ってあげる、誰もが間違いを犯すし、それから学び、繰り返さないように親として手伝いたいと伝えてあげる
- もし叩きたいと思ったら、子供と話し合う、なぜ叩きたいのか(それが必要だと思ったから)と、なぜやめようと思うのか(学ぶためのより良い方法があると感じるから)を伝えてあげる、子供の年齢に応じて、しつけについてどう感じているか尋ねる
- 次に問題行動が起きた場合に何をするかを前もって決めておく、叩く代わりの行動計画を持っておく
適切な行動に報酬を与える
子どもたちは、親の注意を引く行動を繰り返すものです。
これは、自分だけを見て欲しいと言った要求を満たしたいからなんですが、それが子どもにとって報酬でもあるんですね。
赤ちゃんは、自分の要求に気付いてもらうために、大人にとって不快な周波数で泣くように出来ています。
これが、親の耳が聞こえないと言った支障をきたしている場合は赤ちゃんは泣くことを辞めてしまう事が分かっています。
代わりに、身をよじってみたり、顔を赤らめたり、涙を流して要求を満たそうとするんですね。
つまり、泣く声では自分にとって報酬を与えてくれないため、その行動を排除する代わりに別の手段で試みるということになります。
年を重ねる事に、子どもの習慣の中に不正なものや、不必要なものも積み重なって社会的に受け入れられない成長を遂げてしまう可能性があるため、僕達は子どもの行動毎に適切な報酬を与え、排除したい行動については細心の注意を払って報酬を与えないようにすることが大事になります。
短期報酬と長期報酬を決めておく
子どもに報酬を与えるルールとして、短期的報酬と長期的報酬の二つを前もって決めておくことをオススメします。
短期報酬とは、その日、時々の約束、ルールについて親と子供の間で取り決めた決めごとを達成、あるいは忍耐できたときに報酬として成立するものです。
例えば、ご飯を残さず食べたらスタンプ一個を与えるだったり、ステッカーをプレゼントしたりすることです。
一方で、長期的報酬とは、短期的報酬がある程度継続出来たらおもちゃを買ってあげたり、好きなお菓子を買ってあげて、ゲームする時間を延長してあげたりといった継続できた場合の報酬ですね。
エクササイズ
- 自己観察を行い、家族の誰かが望ましくない行動をする度にメモを取る
- 子供が適切に行動した際には、非言語的に報酬を与えることを練習する
- 第三者に子供が良い行動をしたことを伝え、子供が聞けるようにする
- 子供の中で変えたい行動を決定し、その行動が週に何回問題となるかを記録し、子供と話し合う
- 自分自身で変えたい行動を選択し、家族に伝え、報酬プログラムを設定する
これらのステップを通じて、子供の望ましい行動を促進し、ポジティブな変化を促すことができます。
問題を自分で解決させるように促す
ここでは、子どもたちに自分で問題を解決させ、そして失敗から学ぶ機会を与えるというものです。
子どもが成熟するにつれて、状況判断能力も理解力も向上していきますから、賢明な親は、意思決定のプロセスを早い段階で子どもに下すようにアプローチしていきます。
子どもの意思決定に「ただの要求」と「ニーズ」に区別がつかない段階では、恐らく失敗の連続だと思います。
ここで、親は己の失敗から何を学べるのかをしっかりと伝えて欲しいんですね。
例えば、夜更かしをしたがる子供に対して
「夜遅くまで起きてゲームして次の日の朝、起きるのがつらい状況と、夜はすぐ寝て明日の朝スッキリ起きて、やること出来たら残りの時間ゲーム出来るのと2択があります」
「どちらを選んでも自分の責任だから、選んだあとで文句は何一つ言わせないというルールのもとで好きな方を選んでいいよ」
このように、子どもに意思決定をさせてあげて下さい。
勿論親としては早く寝て欲しいですが、ここは一旦、子どもが選んだ方を優先させてあげて、もし夜更かしする方を選んでもそれを実現させてあげます。
恐らく、次の日に眠たくて起きないでしょうが、半ば強制的に起こしてあげて子ども自身に夜更かしすると苦痛が伴うという事を身を持って学習させてあげましょう。
過保護は逆のメッセージを与えていると認識する
よく子供が泣いていると、
「理由は分からないけど、泣いているから助けてあげないと」
という気持ちに駆られますよね。
実は、子どもはそういった親の助けによって問題を完結されることによって、自分の力では何も解決する事が出来ません。
子どもにとっては、「パズルが上手くできなかった」という癇癪によって泣いている時に、それを親が手伝ってしまうと、自分の力で何も達成する事が出来ないと、自分の出来ない世界は誰かの助けによって解決されるものなんだと認識すると、当たり前ですが自分で問題を解決しようとしなくなります。
母親としては、自分の子どもに対してやるべきことをやっていると、そういった意識の中で自分の時間を切り売りしながら全力で接していると思います。
ですが、その事実が子どもの自立を奪っている可能性があるという事を肝に銘じておきましょう。
「かわいい子には旅させろ」
という言葉があるように、人生には苦痛が困難があり、自分の思い通りにいかない事を学ぶ必要性があります。
そのためには、何が必要だと思いますか?
恐らく、子どもの行動を変えるように仕向けるかと思いますが、実は間違っています。
本当に必要なのは
親の反応を変える事
なんですね。
子どもの要求に屈して答えてしまったり、子どもの意思決定を変えてしまったりするのでは無く、要求を無視することも必要なんですね。
例えば、パズルが組み立てられなくて、癇癪を起して様々な行動に出ますが、危険な鼓動以外は無視する事が最善です。
そして、子どもが落ち着いてきたら、状況を子どもに話してもらって一緒に妥協案を探っていく方法をオススメします。
また、兄弟喧嘩も親が介入するのは得策ではありません。
親が介入することで、非難される側と守られる側に分けられそれぞれ責任を説いたところで、非難される側は損した気分になり、面白くないんですね。
避難された側は得をするために再度喧嘩を吹っかけて、守られる側になろうと行動するので、結局兄弟喧嘩は収まらずにヒートアップしていきます。
この場合、子どもに「喧嘩をしない方が得だ」と思わせる必要があるため、
兄弟喧嘩の解決は子ども同士で行わさせ、その解決行動に焦点を当てて、報酬を与える事が効果的です。
あとよくあるのは宿題をさせたい時に、親が手助けをしてしまうパターンです。
子どもは基本的に学校で教育を受けているので、自身で解決できる能力を持っていますが、宿題をやりたがらないが故に、親が一緒に宿題をしてしまうと、子どもは親の知識を借りて早めに終わらそうと策を練っています。
そういったパターンは、まず宿題は子どもと教師間で完結できるもので、親は介入する必要は無いという事です。
親が出来る事は、子どもの内面をケアしてあげる事です。
例えば、子どもの愚痴を聞いてあげたり、勉強できる環境を提供したり、学びについて好奇心を養ってあげたりといったものですね。
具体的に言うなら、学校の出来事や宿題の煩わしさについての不満を聞いてあげたり、図書館に連れて行って静かに勉強できる環境に変えてみたり、子どもの「なんで?」について徹底的に付き合ってあげたり、実験をしてみたりといった具合です。
更に言うなら、宿題を終えたことでインセンティブを与える約束も子どものモチベーションを高める事が出来ます。
エクササイズ
- 図書館からいくつかの子育て本を借りて、子供に適した行動のリストを作成する、子どもが社交的であり、自分でエンターテイメントを楽しんだり、自分の世話をしたり、自分の後片付けをしたりできるかどうかを判断する
- 新しい決意を立てる:子ども自身でできることは親でやらないこと
- 子供たちが口論をした場合、その場を離れる、また落ち着いた頃を見計らって妥協案を提案する
- 一緒にどこかに行く予定がある場合は、出かける前に旅行について話し合ってルールを決める、例えば子供たちの騒音があまりにも大きくなったら、道から外れて止まり、子供たちが落ち着くのを待つことを伝える
- 子どもたちが失敗したり何かを忘れたり、破壊的な行動をしたとき、許容できる範囲かを決めておく、それを超えた場合、子どもがどのように償いをするかを考えるよう促し、実行させる
- 宿題について子供と話し合う、良い仕事をするのにどのように手伝えるかを尋ねる:静かな場所に机を設置したり、より良い照明や時計(自分の時間を見積もるため)を提供したり、子どもが報酬条件を満たして宿題を終えたら、インセンティブを提供する
- 週に家族が読書、読書をして議論する時間を確保する、食事の時間を使って、読んだ内容から学んだことを共有する(絵本でも可)
- 子供たちと一緒に図書館や博物館、美術展、展示会、またはボートショーに行く機会を作る、学ぶことに興味を持ち、調査し、質問をしたり、新しい情報を探したりする姿を見せる
まとめ
いかがだったでしょうか。
子どもが自信を持って自立させるための10の鍵という所で、最初の5つを紹介しました。
一つ目が、子どもに敬意を持って接するという事で、子どもは親と同様に感情を持っているということ、そして子どもは自分の意見を対等に伝える権利があります。
親が絶対ではないし、親の敷いたレールが子どもにとって安全かどうかは求めてない事もあります。
よって、子どもには命令ではなく、選択肢を与えて下さいというお話でした。
二つ目が、特権と自由を与えられている時期であり、本来であれば自分自身の努力が無ければ享受できないという事を理解させましょう。
子どもは一人で生きていけないからこそ外部の手によって保障されていますが、それは当たり前な事ではないと理解することで、自分の行動や態度に責任を持つことが出来ます。
三つ目が、危険行動、破壊行動、自滅行動を辞めさせるというものです。
子どもはまだ善悪の判断が乏しく、行動の先に何が起こるのかといった未来予想能力が未発達なんですね。
ただし、善悪の判断というのは親から教えてもらうのではなく、子ども自身に学ばせる必要があります。
言い方を変えれば、死に直結するような行動は親の監視下に置いておいて、それ以外の行動には介入しないでおきましょう。
四つ目は、適切な報酬を与えるです。
子どもの本質的な報酬というのは、親からの愛情を享受することです。
それはどんな形であれ、大切にされていると感じる行為全般を含みます。
よって、親の注意を引いて、愛されていると感じるために特定の行動を取ることもしばしば。
その特定の行動の中には、過激なものも含まれてしまうんですね。
よって、親は適切な行動をとった場合に報酬を与え、そうでない場合は報酬を与えてはなりません。
ですが、罰という形で、体罰を選択するのは社会的にも子どもとの関係性にも悪影響を与えるのでやめましょうと言うことでしたね。
そして、前半最後の五つ目は問題を自分で解決するように促すというものです。
子どもが困難に直面して癇癪を起したり、諦めたりするところに親の介入は必要ないという事ですね。
どうしても助けたくなるし、諦める姿に情けをかけてしまうのは親の性というものです。
ですが、親が出来る事は援助ではなく、子どもの内面をケアする事にあるんですね。
子どもが落ち着くまでそっとしておいてあげたり、子どもがすぐに諦めるのであれば何事も諦めない姿を見せてあげる必要があります。
逆に達成できた時の報酬を話し合い、報酬条件を決めてモチベーションを高めてあげましょうという話で前半は終わりました。
次回では、後半戦の残りの5つの鍵を紹介しますのでお楽しみに。
それでは今回は以上です。

